ワインは色んな品種のブドウを使って作られます。それぞれの品種によって、特徴が違い、また配合やどこで作られるかによっても、ワインの味が変わってきます。
サンジョベーゼの品種の特徴やおすすめのワイン、一緒に食べると美味しい料理などについて説明します。
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サンジョベーゼのワインの特徴
サンジョベーゼとはイタリア中央部のトスカーナ地方のワイン用ぶどうの品種でほとんどがイタリアで栽培されています。多彩な味わいを生むイタリア代表の黒ぶどうで、突然変異しやすく、多くのクローンをもち、産地も多岐にわたるので特徴は表しにくいのですが、比較的、しっかりとした酸味を持つ事が多いようです。
サンジョベーゼの品種
サンジョベーゼは育った風土によって、同じ品種でも大きさも味わいも多岐にわたります。例えば、トスカーナ地方のキアンティ地区のサンジョベーゼ・ピッコロ種です。ピッコロは「小さな」という意味で実際に粒が小さく、果実味が豊かで酸味もあり、ふくよかで飲みやすいのが、特徴です。
もう一つがトスカーナ地方のブルネロ・ディ・モンタルチーノ地区のブルネロ種で、こちらは粒が大きく、
皮も厚いです。風味が強く熟成すると芳醇な味わいになり、トスカーナ地方の中でも最高級ワインと称されています。
サンジョベーゼの主な産地
サンジョベーゼはイタリア中央部が原産地で、最も代表的な生産地はトスカーナ地方です。特にトスカーナ地方を代表するキャンティ地区、キアンティクラシコ地区は主要品種として有名です。フランス、チュニジアやイタリア移民の多い、アメリカ・アルゼンチンなどは、比較的多くの量が栽培されています。トスカーナ地方周辺の州のエミリア・ロマーニャ州・ウンブリア州・マルケス州なども広く栽培されています。
収穫時期はその年の天候にもよりますが、9月の初旬から中旬に収穫をむかえます。
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サンジョベーゼの味や香り
非常に濃いルビー色で、強い酸味とやや渋みがあります。若いワインはブルーベリーやヴァイオレットのような
フローラルな香り、イチゴやさくらんぼなどのようなフレッシュな果実の香りを持ち、十分熟成すると酸味が弱まり深いガーネット色になり、熟したプラムやプルーンのような果実の香りが強くなり、コクのあるワインになります。
暑い年には濃厚でアルコール分が強く、長期熟成に耐えるワインが造られ、冷涼な年には酸味が高く、渋みが強くなる傾向があります。
サンジョベーゼのワインのおすすめ
サンジョベーゼは原産地がそのままワインの名前になっています。トスカーナ地方の「キアンティ」「ブルネロ・ディ・モンタルチーノ」「モンテクッコ」「モレリーノ・ディ・スカンサーノ」「ロッソ・ディ・モンタルチーノ」ウンブリア州の「モンテファルコ・ロッソ」などがあります。
私のおすすめは「ヴァルセリーナ・ロッソ」です。爽やかなラズベリーとイチゴの果実の香りが特徴で酸味、渋みが少なく飲みやすいので、どんな食事にもあわせやすいと思います。友人や知人へのプレゼント用にもよいですね。
サンジョベーゼに合う料理
イタリアでは牛肉や猪肉などと一緒に飲まれます。赤身のお肉のステーキや、イタリアのフィレンツェ地方の
お料理ビステッカ、他にはブラウン系のソースを使ったお肉の煮込み料理などにもよく合います。トマトを使った料理にもよくあうワインなので、トマトソース味のロールキャベツやハンバーグはとても相性がよいです。
又和食や中華料理では、肉じゃがや豚の角煮などとも相性がよいです。イタリア料理全般にに合うので、ラザニアやパスタ、ボロネーゼにもよくあいます。
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