ナスには色々な種類があります。
種類によって栄養素は違うのかどうか調査してみました。
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関連記事→なすの栄養はどんなもの?カロリーはある?
米ナスの特徴と栄養素
米ナスはアメリカのブラックビューティーという品種を日本で改良されたものと言われています。
米ナスはヘタが緑色で表皮が濃い紫色の大型ナスの総称として用いられています。
果皮はかためで肉質は締まり、荷崩れしにくいです。
基本的に加熱調理に向いており、漬物には不向きです。
栄養素については、普通のナスに比べると栄養価は低くなります。
特に多く含まれているのはカリウムです。
カリウムはナトリウムが腎臓で再吸収されるのを抑制し、尿への排泄を促す働きがあることから、血圧を下げる作用があるので、高血圧を予防する効果が期待できます。
丸ナスの特徴と栄養素
ころっとした丸いナスで大きさは野球ボールやソフトボールくらいです。
皮の色は濃い紫色で肉質は緻密でずっしりとしています。
京野菜として有名な「賀茂なす」はこれに当たります。
田楽や揚げ物、焼き物などがおススメです。
丸ナスの栄養価は、皮の紫色の正体であるポリフェノールが多く含まれています。
このポリフェノールはナスニンと呼ばれています。
ナスニンには血液をサラサラにする働きがあります。
抗酸化作用によって血液中の悪玉コレステロールの酸化をナスニンが予防してくれるからです。
悪玉コレステロールの酸化を抑えることで、血液がドロドロになるのを予防でき、血管の詰まりを抑制でき、動脈硬化や高血圧の予防にもつながります。
さらに、血管の柔軟性を保ち、血管を強くする働きがあるコリンと言う成分も含まれています。
ナスニンとコリンの相乗効果で、血圧とコレステロールを下げてくれます。
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白ナスの特徴と栄養素
皮の色が白いナスでアントシアニン色素や葉緑素がないため完熟しても果皮が紫色にはなりません。
皮は少しかためで炒め物や揚げ物に向いています。
淡緑色のものを白ナスと呼んでいる地域もあります。
白ナスの栄養価は、普通のナスと変わりませんが、紫色に含まれるポリフェノールの一種「ナスニン」が白ナスには含まれていないのが紫色のナスとは大きく違っている部分です、ポリフェノールの含有量は少ないですが、食物繊維が豊富です。
食物繊維を摂取することで便秘を改善してくれると言われていますが白ナスを食べることで腸内環境を整え、便秘解消効果が期待できます。
水ナスの特徴と栄養素
水分が多くて皮、果肉ともにやわらかく、漬物にするのがおススメです。
大阪の泉州地方の特産として有名で、絞ると水分がしたたるほどみずみずしく、アクも少なくほのかに甘みもあります。
皮は濃い紫色で卵形をしています。
水ナスの栄養素は、皮が紫色であるポリフェノールのアントシアニンを含んでおり、血栓予防や目の疲労、美容に良い作用をしてくれます。
また、カリウムも含んでおり、身体のほてりやのぼせの改善、利尿作用といった効果があり、身体を冷やす野菜と言われています。
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