お漬物や炒め物、天ぷらにおひたし・・・
色々な姿に変身して夏の食卓を彩ってくれる、いわば夏の名脇役のナス。
その中でも特に異彩を放つのが米ナス(べいなす)
一般的なナスと扱いがちょっと違うので苦手、という方もいるかもしれませんが、ちょっと待って!
意外や意外、夏の主役に変身できるとっても素晴らしい食材なのです。
フランスで並んでいるのは、この米ナスがメインですね。
ちょっと米ナスについて紹介してみます。
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米ナスってどんな?
お店に並んでいるナス、細いの丸いの、短いの長いの、紫なの緑色なの・・・種類は色々ありますが、いったいどれが米ナス?
という方もいるかもしれませんね。
米ナス、名前の由来は、「アメリカから来た」という意味のようです。
形は大きく15cmほどのコロンとした楕円形をしていて、一番の特徴はヘタが緑色をしていること。
古来から日本で食べられている一般的なナスよりも中身がしっかり詰まっている感じで、荷崩れしないのが特徴です。
逆にいうと、普通のナスと同じでしょ?
と思って普通に料理しちゃうと、なんか硬くておいしくない!
という事になりかねないので、しっかり米ナスと確認して、特徴に合うお料理に変身させてあげてくださいね。
米ナスの栄養
トマトなど他の夏野菜と比較して、残念ながらナス自体が栄養豊富な野菜とはいえません。
そしてさらに米ナスは、一般的なナスよりも栄養価が若干下がります、がっくり。
ナスのほとんどは水分でできていて、カリウムが豊富ではありますが、それ以外は特に目立った栄養素は含まれません。
ですがこのカリウム、ナトリウムを体内から排出する効果があり、血圧を低下したり、女性の大敵のむくみを解消する効果が望めます。
ナスニンというポリフェノールの一種も含まれているため、抗酸化作用や血液をサラサラにする効果も望めます。
米ナスのおすすめ料理
米ナスの最大の特徴は、中身がみっちり詰まってて硬く、重い事!
そのため、ラタトゥイユなどの煮込み料理には最適です。
その他、やや苦みを感じる時もあるので、ナスステーキなどの味をしっかりつける料理や、素揚げして油をたっぷりしみ込ませた調理法がおすすめです。
そしてなにより、この丸くてかわいい形を利用しない手はありません!
そこで今回は、米ナスを利用した二つのメニューをご紹介しますね。
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米ナスでナスグラタン
(2人分)
〈材料〉
米ナス1個
市販のミートソース適量
ピザ用チーズ適量
オリーブオイル
〈作り方〉
1. 米ナスを縦半分に切り、包丁やスプーンを使って中身をくりぬいて除く。
2. 1を180度の油で1~2分ほど素揚げする。
3. 1でくりぬいたナスの中身とオリーブオイルをフライパンに入れ、よく炒める。
4. ナスに焼き目がついて火が通ったら、市販のミートソースを回しかけよくなじませる。
5. 2の素揚げしたナスに4を入れ、ピザ用チーズをかける。
6. オーブントースターで焦げ目がつくまで焼く。
今回は市販のレトルトミートソースを利用して、お手軽に作れるようにしてみました!
たっぷり油を吸った米ナスとチーズがとろりとして、トマトベースのソースと相性ばっちりです!
米ナスでナスステーキ
(2人分)
〈材料〉
米ナス1個
サラダ油
醤油(大さじ1)
めんつゆストレート(大さじ1)
みりん(大さじ1)
砂糖(大さじ1)
〈作り方〉
1. 米ナスを縦半分に切り、中身を皮に沿ってぐるりと切れ目を入れ、さらに格子状に切れ目を入れる。
2. サラダ油を入れて熱したフライパンにナスを入れ、両面こんがりと焼いて、中まで火を通す。
3. 皮を表にしてから、醤油、めんつゆ、みりん、砂糖を入れて、ゆすってなじませながら、半分ほどに煮詰める。和風味のステーキです。
油と甘辛い醤油ベースのソースをたっぷりと含んでいるので、ご飯に合う事間違いなし!
ちなみに、皮は加熱すると固くなるので、スプーンですくいながら食べるイメージです。
いかがでしたか?
米ナスを主役の一品、ぜひお試しください。
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