ワインと言えば、赤白ロゼと種類がありますが一体何が違うんでしょうか?ワインのことが詳しくなれば、もっとワインも楽しめるはず。それでは違いやおすすめな飲み方などを紹介しますね。
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赤ワイン、白ワイン、ロゼワインのブドウ品種の違い
赤ワインは主に、カルベネ・ソーヴィニヨン、ピノ・ノワール、メルロー、マスカット・ベリーAなどの品種があり、果皮が黒味がかった紫色のぶどうで、「黒ぶどう」と呼ばれており、この果皮から抽出される色素が赤ワインの美しいルビー色を生み出します。また、赤ワインのぶどうには果皮にポリフェノール、果皮と種子にはタンニンが含まれています。
白ワインは主に、シャルドネ、ソヴィーニヨン・ブラン、甲州、セミニヨンなどの品種があり、果皮の色は黄緑色や灰色がかったピンク色(グリ)で、味も果実味や酸味のバリエーションの豊富さが特徴です。
ロゼワインは、赤ワインで使用する黒ぶどうの果汁と果皮を使用するが、途中で果皮を取り除き果汁のみ発酵を続けたものなので、ぶどうの品質は赤ワインと一緒です。
赤ワイン、白ワイン、ロゼワインの製法の違い
赤ワインは、黒ブドウから果皮や種を残したまま果汁を出し、発酵タンクに入れてアルコール発酵したものです。発酵中の果汁に浮く果皮を櫂で沈めたり、ポンプでタンク内のワインを循環させるなどして5日から2週間ほどマセラシオンを行い、その後乳酸菌の働きによりワインの中のリンゴ酸を乳酸に変えるマロラクティック発酵という工程を経て、発酵終了後にタンクや樽で熟成します。
白ワインは、白ブドウの果皮や種を取りのぞいて、圧搾し、にごっている果汁を冷却し、半日ほど置いて浮遊物を沈殿させるデブルバージュという作業をします。これは白ワインの美しい色合いを出すために重要な工程となっています。その後発酵に進み、発行後、樽やタンクで熟成されます。白ワインは発酵温度を15~20度くらいの低温に抑えるのが特徴で、低温で発酵することでフレッシュな香りの揮発を最低限に抑えることができます。
ロゼワインは、一般的には赤ワインの工程とほぼ同じで、発酵途中で種や果皮を取り除くセニエ法という製法ですが、赤ワイン用のぶどうを使って白ワインの製法のような方法の直接圧搾法、発酵前の黒ぶどうと白ぶどうを一定の割合で混ぜて発酵を行う混醸法があります。ヨーロッパでは、赤ワインと白ワインを混ぜてロゼワインを造ることは禁じられています。
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赤ワイン、白ワイン、ロゼワインの飲み方の違い
赤ワインは、温度に特に敏感なので温度が低すぎると渋みがきつくなり、高くなるとフルーティーな香りが飛んでしまいやすいので、飲み口が軽いタイプのものは16℃くらいを目安にし、コクがある重い味わいのものは18℃~20℃で飲むのが適温です。
白ワインは、辛口ならば8~13℃、甘口は5~8℃で冷蔵庫でしっかり冷やして飲むと、酸味が引き締まり、フレッシュなブドウの味わいが楽しめます。ただし、樽熟成させたような高級な白ワインの場合は、やや高めの温度で飲むことで独特の風味が生きてきます。
ロゼワインもよく冷やして飲みのがおすすめです。甘口のロゼワインなら、氷を入れてロックワインにしたり、ソーダで割ってハイボール風にすることで、カクテル感覚で楽しむことも出来ます。
料理に使うワインのおすすめは?
ワインの料理の合わせ方ですが、「赤は肉、白は魚」というのは、迷信です。料理に合ったワインを選ぶコツは、「ワインを飲みながら、一緒に食べる料理にどんなものをかけてやるとうまくなるか」という、料理のソースの合わせ方と似ていることを念頭において選ぶことです。
色はワインと料理が似たものにあわせたりします。コクのある味付けには重めの赤ワインが合いますが、クリームソースやハーブ、レモンなどを使った味付けには白ワインが合います料理の味付けの重さのバランスを合わせたり、イタリア料理にはイタリアワインを合わせるなどワインと料理の産地を合わせると安定感のある相性になります。
ワインと料理のバランスを考え、ご自分なりのベストマッチなワインと料理の組み合わせを考えていかれるとよいでしょう。
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