今回はラタトゥイユという料理についてご説明させていただきます。
ラタトゥイユはフランスの家庭料理ですが、日本だと、アニメ映画「レミーのおいしいレストラン」を観て、初めてラタトゥイユを知ったと言う方も多いのではないでしょうか。
物語のクライマックスに、料理評論家のアントンへ提供された料理がこのラタトゥイユでした。
ちなみに、この映画のタイトル、フランスだったらそのまま「ratatouille(ラタトゥイユ)」だったんですよ。
白いお皿の上にミルウィーユ状に美しく盛りつけられたそのお料理は、すごく印象に残りましたね。
このラタトゥイユという料理についてまとめてみました。
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ラタトゥイユ料理の歴史
ラタトゥイユは本来、フランス南部のプロヴァンス地方、ニースの郷土料理です。
その歴史は古く、1778年までさかのぼります。
その当時は軍隊や刑務所で提供されていた料理だったようです。
そのせいか、まずい料理や粗末な料理の代名詞としてフランス人の口からラタトゥイユがあげられることが多かったようですが、新鮮なお野菜を使ったものはニースの名物料理としても名高いようです。
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カポナータとの違い
さて、ラタトゥイユとよく似た料理に、カポナータというものがあります。
どちらもトマトを使って炒める調理過程があるので、似たような見た目になっているのかもしれませんが、ラタトゥイユはフランス料理。
カポナータはイタリア料理という違いがあります。
他にもカポナータは煮込む前にナスなどの野菜を一旦揚げるという工程がありますが、ラタトゥイユには油で揚げる工程はありません。
また材料や使う香辛料にも微妙な違いがありますが、今回は割愛させていただきます。
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ラタトゥイユの作り方
ではここからは、実際にラタトゥイユの作り方についてご紹介させていただきます。
まずは材料です。
一般的な具材には玉ねぎ、ナス、ピーマン、ズッキーニといった夏野菜。
そして忘れてはいけないのがトマトです。他に、味付け要素でローリエやオレガノ、バジル、タイムなどのハーブ。ニンニク。
そして煮込み用に白ワインです。
次に作り方です。
①材料を切る。
これはざく切りでも、スライサーで薄く切っても、切り方は自由です。
②炒める。
フライパンにオリーブオイル(分量外)を熱して、ニンニクを炒め、次にトマト以外の野菜を炒めます。
先に入れた野菜に火が通ったら、トマトを入れて再び炒めます。
③煮込む。野菜に火が通り、水気が少なくなってきたらハーブ達を入れます。
そして塩コショウ(分量外)で味付けをしながら煮込みます。
ここでの味付けは自由です。
好みの濃さにアレンジしてください。
中火である程度煮込んだら完成です。
このレシピではご紹介しませんでしたが、コクを出すためにベーコンやソーセージを入れるレシピであったり、煮込み時間を短くするために圧力鍋やレンジを使うレシピもあります。
なお、冷めても美味しく食べれるお料理なので、冬だけではなく夏にも楽しむことが出来ます。
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最後に
いかがでしたか?ラタトゥイユはこんなに歴史が古く、そして色々なアレンジがある料理だったんですね。
皆さんも気になった映画やドラマに出てくるお料理の歴史や作り方を調べて、実際に作ってみてはいかがでしょう。
きっと食卓の話題になること間違いなしです。
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