ラ・ロシェルは大西洋に面した古い港町で、11世紀に入江を守る城塞が築かれたことに街の起源があります。
長らくイギリスの支配下におかれていました。
塩やワインを出荷する港として栄えたのち、15世紀にカナダに入植者を送ってからはアンチル諸島との香辛料や砂糖、カカオやコーヒーの貿易で繁栄しました。
商人たちは奴隷売買でも巨万の富を築きました。
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16世紀にはユグノーの牙城として、王室に対する抵抗の拠点となりました。
旧港は外海への門を思わせる2つの塔によって独特の景観を持っており、また旧港の脇にある18世紀に建造されたゴシック様式の大時計門など見所が多い場所でもあります。
現在の街は発展当時の雰囲気や中世、ルネサンス時代の美しい街並から「大西洋で最も美しい港町」とされ多くの観光客を引き寄せています。
アクセスは、パリ・モンパルナス駅からTGVで約3時間、またはポワティエで乗り換えて約4時間で来ることができます。
ラ・ロシェルで見ておきたいスポットを紹介します。
電車のチケットの購入方法はこちらを参考にしてみてください。
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街のシンボル「旧市街前の時計塔」
旧市街の入り口となるゴシック様式の時計塔です。
巨大なこの塔は14世紀に旧港と街の間の城壁に建築されたもので、塔の上部は18世紀に増築したものです。
時計塔は見張り台としても機能しており、長きにわたりシンボル的存在として街を見守り続けています。
ここを通過していくと旧市街地へ入りますが、入る前にこの門に注目することをおススメします。
また、夜の光景もおススメです。
暖かみのある光が照らす時計塔を見ることができます。
内部は見学することができ、旧港には水族館もあり、海洋生物の魅惑の世界へ誘われることでしょう。
時計塔の裏にはショッピング街があります。
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旧市街で港町の雰囲気を存分に味わう
旧港前の時計塔を通過したら、旧市街地へ入っていきます。
12世紀から塩や香辛料を扱う貿易港として栄えてきましたが、ここでは発展当時の取引所や近代までの幅広い建築スタイルの建物が並んでいます。
主な見所は「ラ・ロシェル美術館」や「サンルイ大聖堂」があります。
その中でも「市庁舎」に注目です。
ルネサンス時代に建てられた市庁舎はフランス国内で最高の美しさと評される歴史的建造物で内部では町の歴史を伝える展示スペースを見学することができます。
また、食べ物でおススメするのは、海岸通りにある小さな船自体が屋台となっているお店でいただくイワシやイカ、ロブスターなど新鮮な海の幸をシンプルにグリルで焼いたものです。
ムール貝の包み焼きも絶品です。
海の幸が豊富なので美味しくいただくことができます。
「スープドポワットン」という魚の味とニンニクのうま味が日本人の味覚にぴったり合います。
海辺の散歩道でジェラートの食べ歩きもおススメです。
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旧港を挟む2つの塔「シェーヌ&サンニコラ塔」
旧港を挟む形で建っているのが「サンニコラ塔」と「シェーヌ塔」です。
高さ42メートルあるサンニコラ塔は主に要塞として使われた塔で、現座伊波港や塔に関する資料を展示する小さな博物館となりました。
もう一方の「シェーヌ塔」は、14世紀にできた火薬庫で、対岸にあるサンニコラ塔と鎖で繋いで港を封鎖していたこともありました。
現在は2階がカフェテラス、半地下は中世資料館として解放されています。
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牢獄としても使われた灯台「ランテルヌ塔」
シェーヌ塔の後ろ、シャルュイエ公園に近い方向にあり、とんがり屋根が特徴です。灯台として15世紀に建てられ、旧港に出入りする漁船や貨物船のために海上を照らす役割を果たしていました。
しかし、その後は王立海軍や植民地部隊の牢獄として使われるようになり、現在でも当時の囚人の落書きが壁に残っています。
観光のベストシーズンは、6月から10月ごろになります。
1年を通して降水量は少なめです。
東京の気温より5度前後低くなっています。
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オススメの季節はいつ?
日本のように四季をもっていますが夏は湿度が低く乾燥しているので過ごしやすい天気が続き、暑くもなく寒さも少ない夏の初めから秋ごろが観光旅行におススメできる時期だと言えます。
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