フランスには、日本であまり見かけることのない野菜が良くならんでいます。
皆さんあまりご存知の無いと思われる「根セロリ」別名セロリアックの栽培方法や、旬の季節、味、栄養価について書いてみます。
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根セロリの栽培方法
根セロリは元々ヨーロッパの地中海沿岸から北ヨーロッパ原産で広く自生しておりますが、今では北アフリカやシベリア、南西アジア圏、北アメリカ等広い範囲で栽培されております。
その栽培方法は基本的に5月頃に種をまきますが、栽培する土壌には、有機物の肥料を多く撒く様にします。
種子が発芽する条件は暑過ぎず寒過ぎずですので、種を撒く時期はきちんと守る必要があります。
又、土の中に含まれる水分量には充分気を付けておく事が大切になってきます。
生育が進んで行き、根が大きくなるに従って、寒さに敏感になってきますので、10月から遅くも12月の前半までには収穫をしたい物です。
種を撒き後は、土壌に直射日光が当たる事を避ける意味で日よけ等をかぶせるようにします。
又、土の乾燥を防ぐ意味で新聞紙等をかぶせたりしておくことも有効です。
発芽後はかぶせておいた日よけや新聞紙は取り除き植え替えを行います。
この植え替えの際も有機肥料は多めにすると共に、苗と苗の間隔を若干広めにし、風通しを良くしておきます。
又、日よけも必要で、畑の地面や気温を下げておく事が必要です。
又上回には夕方の気温が下がってきた頃が適しており、根土が落ちない様丁寧に植え替えを行います。
植え替える際は浅めに苗を植え、その後はわらを敷くなどして、乾燥を防ぎます。
植え替え後は追肥を行いますが、苗の成長具合を見ながら追肥の量を決めて行きます。
特に収穫前の夏場の暑さには弱いので、必ず日よけをしておく事です。
植え付けから80日から90日が経過し、幹の丈が50cmから60cmになり、葉が開き葉の色が薄くなってきた頃が収穫時となります。
又根セロリには害虫予防も必要です。
ハダニやアブラムシが付きますので、日頃から葉の状態などを注意深く観察し、害虫の駆除も必要に応じて施す事が必要です。
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根セロリの旬と味と栄養
見た目が大変ゴッつい根セロリですが旬の季節は寒い冬場となります。
その味は至ってシンプルです。
成長した根セロリの葉や茎は苦味が強いので食用には向きませんが、食用になるのはその「根」の部分です。
見た目はコンニャク芋の様な見た目ですが、味や香りは通常のセロリに近い物が有ります。
普通の根菜(大根やごぼう等)と比較して、デンプン質を多く含んでおります。
火を通した料理の方法で味が引き立ちます。
熱を加える事でよりまろやかな味になり、セロリが苦手な方にもお薦めできる食べ方になります。
特にフレンチやイタリアン等では、サラダやスープに入れたり、煮込み料理として食べる事が出来ます。
ただあくまでも主役では無く脇役として食べる事になりますが、マヨネーズやドレッシングと相性も良く、フレンチではリンゴとのサラダが良く食べられている様です。
根セロリの栄養価ですが、実は際立って多く含まれる栄養素は有りません。
ビタミンB1、ビタミンC、食物繊維、デンプン質等がバランス良く含まれております。
よくフランスのスーパーではサラダの惣菜が売っています。見かけるチャンスがあったらぜひ食べてみてください。
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