フランス人が英語を話せないのは本当?発音っていいの?

フランスって英語が通じないって言われていますよね。
フランス人はフランス語にプライドを持っているので、英語で話しかけてもフランス語で答えられる、とか。
その噂は本当なのか。私が体験して感じたことを書いてみますね。
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もくじ
フランス語が話せないのにフランスに引っ越してきた
フランスへきて間もないころ、どうしても1人で市役所に行かなければならない状況がやってきました。
日本で市役所に行くなど、とても簡単なことなのですが、フランス語ができない私が、フランスの市役所に行くなど、かなりの一大決心が必要。
しかも買い物と違って、“S’il vous plait(シル ヴ プレ)”だけでは事は済まない、娘の幼稚園の申し込みをしなければならないのでした。
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フランス人は英語を話さない?
フランス人はフランス語にプライドを持っていて、英語で質問すると無視されたり、フランス語で返事を
してくる、という話をきいていた私は、英語で話しかけたら嫌われて、今後の生活に支障があるのでは!?
用意したフランス語で事足りないときはどうしたら!?とかなりの不安を持ち、ビクビクしながら、市役所
に向かいました。
市役所で待つこと数十分、、、順番がやってきました。
事前に記入していた申込用紙を手に取り、とりあえず、“Bonjour”とその用紙を差し出すと、私のあどけない “Bonjour”の発音と挙動不審さに、私がフランス語ができないことを、市役所の担当者がすぐに気づき、“Can you speak English?” と一言。。。
あれ?これは英語ではないですか!!英語話せる?とあっさり英語で聞いてきたのです。
フランス語より英語の方がまだ理解できるので、”Yes!!” と満面の笑みで私は答え、その後は英語を中心に、ほんの少しのフランス語と身振り手振り、最終的には、簡潔に紙に説明を書いてくれて、質問があったらいつでも英語でいいからどうぞ、とのこと!!
あんなにビクビクしていたのはなんだったのでしょう。
フランス人には英語が通じない伝説を信じて、恐れすぎていました。
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フランス人は英語を話せる!
その後も道に迷っていることがあったたら、すぐ誰かが声をかけてくれ、フランス語ができそうにないとわかれば、たどたどしい英語であっても説明してくれたり、娘の幼稚園の先生やクラスメイトの親御さんも半分
くらいは英語が普通に通じました。
確かに田舎だったり、年配の方だと英語が通じなかったりしますが、最近は比較的若い方なら、簡単な英語だったらわかるのではないでしょうか。
最近の日本でもそうですよね。
よっぽどの田舎でなければ、英語は通じるというのが、私がフランスへきて生活を始めてからの印象です。
パリなど都会でしたら、なおさら、大概の場所では通じます。
フランス人の話す英語の発音はどんなもの?
日本人が日本語訛りの英語になってしまうのと同様、フランス人が話す英語はフランス人独特の訛りがあります。
まず第1は、やはりフランス語独特の発音になるRを含む単語を話すときですね。
フランス語のRは喉をガラガラ鳴らして出すような摩擦音で、その癖がやはり抜けないようです。
次によくあるのはHを含む単語を話すときです。
フランス語にはH音を発音しないので、“How” は “オゥ” または“アゥ” のようにいってきます。
“home” は “ホーム” とは聞こえず、”オム” のように聞こえるのが特徴で、気を抜いていると簡単な英単語でも聞き取れないことがありますので、注意してくださいね。
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英語で話しかけてもフランス語で返事する本当の理由は?
夫や幼稚園のママ友にフランス人の英語について聞いてみたところ、英語で話しかけてもフランス語で返してくるのは、うわさで聞いていたような、フランス語に極端な強いプライドを持っているわけではなく、実は
まったく英語が話せない場合が多いようです。
フランスも日本と英語の教育制度が似ていて、小さいころから英語は習いますが、話せるような勉強の仕方をしていないのだそうです。
そのため、話せる人は話せるけど、話せない人は全く話せないんですね。
ですが、フランス人は意外と親切で、困っている人をみるとすぐ声をかけ、なんとか助けようとしてくれるので、コミュニケーションはとれると思いますよ。
ぜひ参考にしてみてください!
フランス語力アップにはディクテーションが重要
私は2010年からフランスに住んでいますが、お恥ずかしながら、ずっとフランス語が初心者の域から抜け出せなかったんです。 フランス語で簡単な言葉で話してもらえたら理解できるんだけど、ネイティブが早い言葉で話すと全く聞き取れなくなるんです。これは、圧倒的に、耳から聞いているフランス語の量が少ないせいで起こります。 どうやって勉強したらいいかなと考えたときに、すすめられたのがディクテ(ディクテーション)です。語学を勉強したことがある人なら聞いたことがあるかもしれません。 ネイティブの人が、きちんとフランス語を聞き取ることが出来、会話が出来るのは、子供の時からフランス語をずっと聞いて勉強して来ているからです。 私たちのように、大人になってからフランス語の勉強を始めて、フランス語力を伸ばしたいと思うのだったら、やはり時間をかけてたくさんのフランス語に触れるしかないんですね。 そして、その勉強に良いのが、ディクテです。 ディクテのやり方は、一文ずつ聞いたものをそのまま文に書いていきます。 人間は、きちんと聞こうと思って話を聞かない限り、頭には入らないんです。そのため、どんなにフランス語を勉強しようと思って、耳からシャワーのように聞いたとしても、理解ができるようになることはないです。 コマーシャルでよくある、外国語を聞くだけで話せるというのは、嘘です。どんだけ聞き流しても、上達はしないです。 ディクテは、一文一文、耳で聞こえたものを、そのまま文にします。傾聴しないといけないので、ものすごくフランス語に集中し、これを毎日のように続けていると、数か月で効果が出てきます。 ちなみに、ディクテで選ぶ教材は、色んなシチュエーションでネイティブが会話をしているのが良いです。あと、答え合わせをしなければいけないので、フランス語のスクリプトが付いているものを選びましょう。ラジオなどは、かなりの上級者向けですね。 英語の教材は、本屋でもどこでも、ものすごい量で色んなレベルのものが売っていますが、フランス語って本当に少ないですよね。その中で良かったのがフランス語ビデオ講座【アンサンブル・フランセ】