フランスではクリスマスが終わると、スーパーやパン屋にガレットデロワが並びます。
ガレットデロワって何でしょうか。
詳しく書いてみますね。
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ガレットデロワとは
ガレットデロワとは、フランスのお菓子で公現祭の日(キリストが神の子として見出された日)に食べるものです。
地方ごとに少しずつかわってくるみたいですが主流なのは、折りパイに紙でできた王冠をのせた、中にアーモンドクリームとフェーヴと呼ばれる小さな陶器製の人形が入ったものです。
フェーヴというのはソラマメという意味で、今は陶器製の人形ですが古くは乾いた豆を使っていたことからきています。
1月6日に家族で切り分けて食べるのですが、切り分ける人以外はテーブルの下に隠れ、その後にガレットデロワを食べます。
その際、人形があたった人は王冠をかぶってみんなから祝福をうけ、一年間幸福になると言われています。
起源は、古代ローマのお祭りで豆を1ついれたケーキが出されていて、その豆があった人を宴の主役としたことからきているみたいです。
ガレットデロワと一緒にシードルを飲むのが美味しいです。
ガレットデロワは、冷凍のパイシートを使えば家でも簡単に作ることができるので簡単なレシピを紹介します。
関連記事→ガレットレシピを紹介!そば粉のクレープ!
ガレットデロワの簡単レシピ
[材料]
バター20g
砂糖20g
卵20g
アーモンドプードル、20g
パイシートと仕上げ用に卵
粉砂糖
アーモンドがあればOKです。
[作り方]
まずは、ボールにバターを入れて練ります。
そこに砂糖を3回くらいにわけて混ぜます。
次に、といた卵を少しずつ混ぜてから、アーモンドプードルも混ぜてください。
これを冷蔵庫で30分くらい休ませたら、アーモンドクリームの完成です。
次は、半解凍したパイシートを二枚、用意してください。
片方のふちの内側に接着用に卵をぬります。
2センチくらいで大丈夫です。
卵をぬり終えたら、アーモンドクリームを絞り袋にいれて絞っていきます。
パイシートの中心から渦を巻くように絞って、絞り終わったらドーム状にならしてください。
クリームの中に、アーモンドを隠しいれて(このアーモンドがフェーヴのかわりです)、もう一枚のパイシートを空気が入らないように気をつけながら被せてください。
ふちをフォークで抑えていき、仕上げ用の溶き卵をぬります。
ナイフで模様を入れたら、もう一度、溶き卵をぬってください。
200度に余熱したオーブンで40分くらい焼き、焼きあがったら仕上げ用の粉砂糖をふってください。
粉砂糖をふったあと、オーブンの温度を20度あげて、もう5、6分焼けば出来上がりです。
このように家庭でも簡単に作れますが、近年日本でもガレットデロワを置く店はふえているようです。
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まとめ
お店で売っているようなものは先ほど紹介したレシピより本格的なものです。
このレシピではフェーヴの代わりにアーモンドを使用しましたがフェーヴだけを売っているお店などもあるみたいなので本格的なものを作りたい方は探していってみてくださいね。
また、入れる模様にも意味があるらしく、葉っぱの模様は勝利、太陽の模様は生命力、ひまわりは栄光、麦の穂は豊穣などいろいろあるみたいなのでその時々によっていれる模様にもこだわってみてくださいね。
クリームはアーモンドクリームとカスタードクリームを合わせたものもフランスでは人気なので模様やクリームをかえていろいろなバリエーションで楽しめるお菓子です。
また、近年では、アーモンドクリームだけでなく、リンゴのコンポートが入っているのも売っています。
まぁそれは、アップルパイみたいなものですね。
フランスでは、ガレットデロワをお店で買うと、フェーブが色々と違って、毎年コレクションをしている人もいます。
ぜひ、お気に入りのフェーブを見つけてくださいね。
りんごのお酒「シードル」を片手に、ぜひガレットデロワを食べてみてください。
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