フランスはアロマテラピー(アロマセラピー)がメジャーで、薬局でアロマオイル(精油)を買うことが出来ます。
きちんと薬剤師に相談しつつ、オイルを選ぶことも出来ます。
沢山種類があるので、それぞれのオイルの効能や効果、使い方について説明してみますね。
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アロマオイル《ペパーミント》
ペパーミントはフランス語でmenthe poivree(マント・ポワヴレ)と言います。
ペパーミントはシソ科の精油です。
ミント系の精油は種類が多く、中には肝臓に対する毒性が強いものもありますが、ペパーミントは比較的安全な精油と言われています。
ただし、やや刺激があるため、肌の弱い人や乳幼児には濃度を低くしたり、直接皮膚への塗布を避けるなどの注意が必要です。
一般的な精油は、長期保存すると成分が酸化し香りに変化がでてしまいますが、ペパーミントは逆にマイルドになり香りがよくなるともいわれています。
ペパーミントの香料が使われている商品として歯磨き粉やガム、のど飴などが多いですが、その理由としてはメンソールが主要成分なので冷却感が感じられるためです。
精油の効果・効能
鎮痛・鎮痙(筋肉の痙攣を抑える作用)・去痰(痰を除去する)作用・殺菌・消炎・制吐、といった作用があるため、まず呼吸器系や消化器系に対して風邪の時に吸引することで鼻づまりやのどの腫れや痛みを抑える一方で、発汗作用が熱を下げてくれると言われています。
花粉症の鼻づまりで苦しいときもお勧めですね。
使い方としては精油を無水エタノールで希釈してから、水を加えてスプレーを作り、自分の周りにしゅっとしたり、ティッシュやハンカチに数滴垂らしてそれを嗅ぐ、というのがいいと思います。
中には精油を垂らしたガーゼをマスクの中に入れたり、マスク自体に精油を垂らして、花粉時期を乗り切っている人もいるそうですよ。
ただ、気を付けないといけないのは、先に述べたように肌に直接触れてしまうと肌が荒れる可能性があるので、直接肌に触れないようにしてください。
芳香器で部屋中を香らせるのもいいですね。また、冷却効果や鎮痛効果は皮膚に対してもみられるため筋肉痛や肩こりの場所に塗布すると楽になります。
その他の使い方としては、虫刺されの痒みを抑えるのに使ったりもできます。
この場合、濃度は2%以下の低濃度にしてください。
それ以上の濃度にしてしまうと、引赤(塗布したところの血流を増やす作用)作用に働いてしまうので逆効果になります。
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また、メンソールは覚醒作用にも働きます。
勉強や集中したいときに使用すると、集中力を高めたりドーパミンの分泌を促すと言われているのでお勧めですが、就寝前に使用してしまうと入眠の妨げとなってしまう可能性があるので注意して下さい。
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日常生活に便利な精油
他に、ペパーミントはゴキブリや蚊が嫌がる臭いといわれているので虫よけになります。
ダニも嫌がると言われているので、スプレーを作り布団やマット、絨毯などにスプレーすると小さい子供さんがいるご家庭では安全にダニ対策ができますね。
また、小さく切ったティッシュにペパーミントを垂らし、掃除機で吸い込みます。
それから掃除機をかけると部屋中に掃除機の嫌な臭いが排出されずにペパーミントの香りが広がります。
掃除機内の除菌にもなりますので、一石二鳥ですよ。
このようにペパーミントは日常生活のあらゆる場面で使うことができるので、1本あればとても便利な精油です。
ただ、肌に塗布するときはくれぐれも濃度に注意してくださいね。
また雑貨店などで数百円で売っているものは人工的に作られたものです。
その場合、肌に塗布するのはやめましょう。
これまで述べてきた効果は期待できません。
瓶のラベルにきちんと学名や産地などが書いてあるかるか確認してくださいね。
日本だと、『エッセンシャルオイル』『アロマオイル』と書かれているものは要注意です。
ただ、芳香器で楽しむ分には問題ないので使用目的に応じて選んで下さいね。
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