フランスで冬によく聞くのが『ガストロ』です。
ガストロは胃腸炎のことです。
一体どういうものか、もう少し具体的に書いてみます。
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ガストロの症状
ガストロは胃腸炎のことですが、下痢、嘔吐、腹痛などの症状が出たものをガストロと言います。
冬になると、特にガストロにかかる人は多いです。
フランスではそれぞれがかかりつけ医を決めていて、調子が悪いときはまずはそこに行かなければなりません。
そこの治療はとっても簡単で、採血や注射さえもしてくれません。
先生は問診、血圧、耳と口の中を見て、心音を聞き・・・そして『ガストロ』と判断をします。
前に子供を病院に連れていったことがあり、日本の小児科だと、うんちの状態で、どんな病気か判断とかあると思うのですが、先生に一応見せようかと思ったら、ギョッとした顔をされて断られたことがあります。
『信頼しているから大丈夫だよ』と。
え?そういう問題??とおもいましたが。
親として、きちんと診てもらいたいですよね。
日本だと、ノロとかインフルエンザとか色々とあると思うのですが、フランスは検査もせずに判断をしてきます。
しかも、ビックリすることに、どうせうつるし、菌なんかそこら辺舞ってるから、と外出してはダメということは言われないんです。
友達は飛行機に乗る予定があった時に、それさえも大丈夫!と言われたみたいです。
フランス発の飛行機の中、一体どんな菌が舞っているんでしょうか・・・。怖いですねぇ。
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ガストロの対処法
ガストロになったら、大体同じ薬が出されます。
いや、ガストロに限らず、フランスでかかりつけ医に行くと、風邪系だとほぼ同じ薬が出されます。
Doliprane(ドリプラン)と言う、パラセタモール配合の解熱鎮痛剤です。
これは、子供用(と言っても赤ちゃんの頃から使える)は液体で飲むものがあり、大人のものは、カプセル、錠剤、水に溶かして飲むタイプ・・と好みによって分かれています。
薬局でどのタイプが好きか聞かれます。
フランス人は、本当にドリプランが大好きで、何かが痛いとなると、すぐにドリプランです。
恐らく、多くの家庭で、かなり常備されているのではないでしょうか。
ガストロにかかったら、まずはドリプランを飲んで、ゆっくり休んで、という処置をされるのが主です。
あまりに同じ治療と薬しか出してもらえないので、最近では多少の症状だったら病院に行かなくなってしまいました。
その前に、そういうのがあるから、病気にもなりたくないって言う思いも日本にいる時以上に強いです。
ちなみにかかりつけ医は完全予約制で、空き次第ではその日の予約が取れないこともあります。
救急な場合は、総合病院の救急に行くか、他にもSOS Medecinsと言うものもあります。
どちらも、かかりつけ医が見てくれない時間外なども対応しており、予約なしで行くことができますが、ただ、待つ可能性は高いです。
日本でも夜間救急では数時間待ちも当たり前なので、同じと言えば同じですね。
ちなみに、 SOS Medecinsは、もし行くことができないくらい体調が悪い場合には、家まで診に来てくれます。
以前にパリに旅行中に、体調が悪くなり、パリジェンヌではない私は、パリのことが全くわからなかったので、 SOS Medecinsに電話したら、滞在していたアパートまで来てくれました。
その時は、すぐに救急に行くように言われ、そこから最寄りの総合病院を教えてくれて、タクシーまで呼んでくれました。
救急の時は、フランス人も対応は早いです(そうじゃないとものすごく遅いのですが・・)。
良かったら参考にしてみてください。
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