ワイン売り場を見ているとシャンパンとスパークリングワインが並んでいます。
飲んでいると、美味しいスパークリングも沢山ありますが、シャンパンの方が値段が高めです。
シャンパンとスパークリングワインの違い、気になりますよね。
それについてまとめてみます。
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シャンパンとスパークリングワインの違いとは?
名前は違っても両方ともワインには違いありませんし、全く製法が同じ物でも、呼び名がそれぞれ異なっていたりもします。
では、シャンパンとスパークリングワインの違いって何なのか。
味?香り?原料?...いえいえ違います。
両者の違いはその「製造場所」なのです。
実はシャンパンもスパークリングワインの一種なんですよね。
なので、シャンパンをスパークリングワインと呼んでも間違いでは無いのです。
「スパークリングワイン」というのは、発泡性ワインの総称という訳です。
関連記事→ノンアルコールのスパークリングワインってどんなもの?シャンパンもある?
では何故分けて呼称されているのか?
それは「シャンパン」が特別なスパークリングワインだからです。
シャンパンと呼ばれる物は全て、フランスの「シャンパーニュ」と言われる地方で造られています。
そう、見てそのまま、地名をもじっているんですね。
しかし、シャンパーニュ地方で造られたスパークリングワインが、全てシャンパンとなる訳ではありません。
定められた製法・葡萄の品種でなければ、例え同じシャンパーニュ産であっても、シャンパンとは認められません。
これはなんと、法律で定められています。
この地方伝統の製法である「シャンパーニュ製法」と、シャンパン用の品種として定められた「シャルドネ」「ピノ・ムニエ」「ピノ・ノワール」という3品種の葡萄を使用しており、かつアルコール度数が11%以上である事がシャンパンの条件です。
以上の条件全てを満たした物のみが、ラベルに「champagne」と記載する事を許されます。
というよりも、シャンパンには必ず「champagne」と記載しなければいけません。
これも法律で定められています。
逆にいえば、シャンパンのラベルには必ず「champagne」の記載があるので、ラベルさえ見れば見分けるのは簡単ですね。
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関連記事→シャンパンってどんなもの?美味しい飲み方が知りたい!
お勧めなスパークリングワイン
因みに、シャンパンと同じ「シャンパーニュ製法」で造られたスパークリングワインには「クレマン」や「カヴァ」などの有名な物があります。
これらをまとめて「シャンパン」と呼んでいる人をたまに見かけますが、まああながち完全に間違いとは言いきれない所もありますが、厳密に言うとやはり違うんですよね。
スパークリングワインという大きな括りの中で、シャンパンというのは非常に狭義的な存在なのです。
しかしながら、シャンパンに比べて他のスパークリングワインが劣っているという訳ではありません。
シャンパンというのはいわば「ブランド品」で、そのブランド価値による価格がつけられています。
ですので、価格の控え目なスパークリングワインの中にも、シャンパンに負けず劣らず素晴らしい物が多数存在しているのです。
そういったワインを色々探求してみるのも、ひとつの楽しみ方ではないでしょうか。
そう考えると、ワインの世界というものの奥深さを、改めて感じていただけると思います。
ワインを飲みながらこういった蘊蓄を披露すれば、何だかかっこいい感じもしますしね。
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