ワインは色んな品種のブドウを使って作られます。それぞれの品種によって、特徴が違い、また配合やどこで作られるかによっても、ワインの味が変わってきます。
アリゴテの品種の特徴やおすすめのワイン、一緒に食べると美味しい料理などについて説明します。
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アリゴテのワインの特徴
アリゴテ種とは、フランス中東部にあるブルゴーニュ地方で収穫される白ワイン用のぶどうの品種です。白ワインでは最も多く作られる「シャルドネ」に次ぐ品種ですが、近年ではその生産は減少傾向にあります。
その特徴は、シャルドネ種よりも生き生きとした酸味のある軽くてフレッシュなワインが多くみられます。独特の緑がかかった白ワインを生み出すのも特徴です。アリゴテ種のワインは値段がリーズナブルであることがかえって、「シャルドネ」よりも劣ったイメージを有してしまうのかもしれません。
アリゴテの品種
アリゴテ種は、非常に古くからあるブルゴーニュの品種で、シャルドネやピノノワールなどの栽培には適さないものの、ぶどう樹の生育には適する土地において人気があります。近年の発見で、ピノ・ノワールとグーエ・ブランの交配で生まれた品種であることが明らかになりました。
シャルドネより粒が大きくたくさんの実をつけること、発芽・熟成が早くワインの出荷サイクルが短いこと、病気などにも丈夫なことからブドウ農家の中では作りやすい品種となっています。ただ、アリゴテを生産している農家は、どうしても小規模農家・家族経営が多いため、その生産量が限られてしまいます。
アリゴテの主な産地
アリゴテが栽培される地域は、ブルゴーニュ地方だけです。その「ブルゴーニュ」の中で最も価値があるのが「ブーズロン」という場所が特定されていることが特徴です。
このブーズロンは気候条件・土壌ともに最もアリゴテに適した土地と言われており、アリゴテ100%のワインのみを造る産地として有名です。
また、近年では、「モレ・サン・ドゥニ」もアリゴテの栽培として隠れた人気があります。アリゴテは、早熟なことから8月には収穫がなされることも特徴的です。
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アリゴテの味や香り
アリゴテは、他品種に比べて劣って見られがちです。それは、酸度が高く、ふくよかさに欠けるワインのイメージが強いからと思われます。アリゴテの味としては、 爽やかで透明感があるの香り、キリッとした酸味、スッキリと味わい、キレのある後味が特徴的です。多くのアリゴテのワインは、酸味が強いこと、軽さが最大の特徴です。
香りは、リンゴ、ライム、グレープフルーツといった果実の爽やか、フレッシュ感が際立つワインが多いです。
アリゴテのワインのおすすめ
アリゴテが使われているワインとしては、「ドメーヌ・ドーヴネ」、「コシュ・デュリー」があまりに有名なヴィンテージワインです。
オススメのワインとして、巨匠ドメーヌ・ラモネが造る「ドメーヌ・ラモネ・ブルゴーニュ・アリゴテ2002」、世界最高峰の白ワイン生産者に選出されたドメーヌ・ ルフレーヴより独立したオリヴィエ・ルフレーヴが造る「オリヴィエ・ルフレーブ」、歴史あるルイシャド社が造る「ルイ・ジャド」などがあります。
アリゴテに合う料理
アリゴテは非常に酸味がありますので、日本食には非常に相性がよいと思われます。
例えば、天ぷら、しゃぶしゃぶ、刺身といった素材を生かした料理には最適だと思われます。また、イカ、カキやホタテ、サーモンといった魚介類との相性もバツグンです。魚介のパスタやアクアパッツア、ソールのクリームソース、魚介のサラダだけでなく、塩焼きの焼魚、うなぎの白焼きといった料理もいいですね。塩で食べる焼き鳥も相性が合うと思います。
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