海外に住んでいると、あれが食べたいのに買うことが出来ない!
と言う問題によく直面します。
すると、出来る範囲で自分で作ってみようとなるのです。
今回は比較的どこでも手に入りやすい、重曹とパスタを使ってラーメンの作り方について説明します。
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パスタは重曹で茹でるとラーメンになる
ちょっとイメージがわきにくいと思いますが、簡単に言うと、重曹を溶かしたお湯でパスタを茹でると食感がラーメンの麺のようになるのです。
なぜこのような現象が起きるのかというと、それは重曹の成分にありました。
重曹は炭酸水素ナトリウムでできているのですが、これをお湯に入れると二酸化炭素が発生します。
水と炭酸水素ナトリウムと二酸化炭素が混ざるとアルカリ塩水溶液という食品添加物になります。
ラーメンの麺にはこのアルカリ塩水溶液が欠かせないのです。
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作り方はとっても簡単
用意するものもたっぷりのお湯と重曹(大さじ1~1.5)のみとシンプルです。
パスタは、普通のスパゲッティよりも細い、cappellini(カッペリーニ)がお勧めです。
お湯を用意するときにひとつ気を付けて欲しいのは、お鍋に対して7割程度の量にすることです。
重曹を入れてパスタを茹でると泡がたくさん出てくるのです。
吹きこぼれないよう火加減の調整はしますが、それでもお鍋の高さに余裕を持っていた方が良いでしょう。
たっぷりのお湯が必要で、かつ鍋の7割ということはかなり大きなお鍋が必要ですね。
お鍋にお湯が用意出来たら重曹を入れます。
そして沸騰したところにパスタを投入します。
先ほども言いましたが、泡がたくさん出てくるので吹きこぼれないよう気を付けましょう。
火加減を弱めて調整しますが結構勢い良く盛り上がってくるので、間に合わなさそうであればスプーンで1杯水を入れるとすぐに落ち着くと思います。
パスタを入れたら商品に記載のとおりの時間茹でます。
茹で上がったらざるに移し、水で重曹を洗い流します。
ここでもう一つポイントなのが、しっかり重曹を洗い流すというところです。
重曹が残っていると苦味がついてしまうので、子供が食べるときには気になってしまうかもしれません。
これで完成です。
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ラーメンのスープに入れる前に、沸かしなおしたお湯(重曹が入っていないもの)でさっと湯がき温めるとスープが冷めなくて良いと思います。
このパスタで作ったラーメンの良いところは、卵アレルギーの人でも食べられるというところです。
通常、ラーメンの麺には卵が必ず入っていますが、パスタには卵を使用しないものが多いので安心して食べられます。
パスタにも卵を使用している商品があるので表示は必ず確認してくださいね。
ラーメンの麺を作ったら次はスープ
せっかく麺を作ったので、スープも簡単に手作りしたいですよね。
私のおすすめはあっさりとした塩スープです。
材料はこれまたシンプルにお湯、鶏ガラスープの素、塩、にんにくのすりおろしのみです。
全部をお湯に溶いたらそれで完成です。
ラーメンの器に直接材料を入れて作ると洗い物が少なくて良いでしょう。
トッピングでネギや白ごま、ごま油を垂らすとさらにおいしいと思いますよ。
このスープはかなりあっさりなので、もし重曹の苦味が気になるという方がいれば味噌や醤油のスープなどでお楽しみください。
スープのみというのも売っているので、市販のものを利用しても良いかもしれませんね。
化学の実験のようで面白いので、ぜひ一度お試しください。
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