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白ワイン甘口のおすすめは?人気のものや合わせたい料理も紹介

白ワインといえば、辛口と甘口がありますが、どのように飲むのがおいしいのでしょうか。今回か甘口のおすすめについて紹介します。人気のものや合わせたい料理も見ていきますね。
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白ワイン甘口のブドウの品種

甘口の白ワインを作るブドウ品種は様々です。国や、地域による違いが大きいですね。また、甘口ワインをつくるブドウでは辛口ワインを作れないか?と言われれば、まったくそんなことはありません。ブドウは、下処理や育成方法、醸造方法など、さまざまな工程によって甘口から辛口まで多彩なワインに変貌します。甘口の白ワインを作れるブドウ品種は、さまざまです。

ドイツワインで有名な、リースリングをイメージされる方は多いかもしれませんね。しかし、他にも、セミヨンやソーヴィニヨン・ブランなど、辛口のボルドーワインと同じブドウで作られるもの。モスカートという、マスカットに近い品種を使ったもの。日本のブドウだと、ナイアガラなども甘口に仕上げられることがあります。まだまだ、書ききれない数のブドウが甘口に仕上げられます。甘口の白ワインをつくるブドウは、さまざまだということがわかりましたね!

 

白ワイン甘口の主な産地

先ほど、国や地域での違いが大きいというお話をしました。ここでは国や地域ごとに、甘口ワインの特徴を見ていきましょう!

①貴腐ワイン

もっとも有名なワイン産地のひとつ、ボルドー地方では、貴腐ワインといわれる極甘口の白ワインが作られます。これは、セミヨンやソーヴィニヨン・ブランなど、辛口の白ワインを作るのとまったく同じブドウ品種で作られます。ワインに「貴腐菌」と呼ばれる菌をつけ、菌が果皮の構造を壊すことで果実の水分が抜け、糖度が高まることによって甘口に仕上がります。ハチミツのようなとろみがあり、少しクセのある香りが特徴の上級者向け甘口ワインです。

②アイスワイン

こちらはご存知の方も多いと思います、アイスワイン。主な産地はドイツやカナダなど寒い地域です。アイスワインは、名前の通りブドウを凍らせることで果実の水分が抜け、糖度を高める方法で、方法が異なるだけで甘くなる原理は貴腐ワインと同じです。ハチミツのようなニュアンスはありますが、クセは少なく、貴腐ワインよりは飲みやすいです。

③モスカート

イタリアやオーストラリアで作られる、マスカットを使った微発泡や発泡の甘口白ワインです。貴腐ワインやアイスワインに比べて安価で気軽に楽しめます。味わいもクセが少なく、ワインが苦手な方でも楽しめるおいしさです。

④日本の甘口ワイン

おたるワインなど北海道のナイアガラを使ったワインは、甘口が多くアルコール度数も低めです。生食用のブドウであることもあり、ブドウを丸かじりしているようなみずみずしい味わいです。

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スーパーやコンビニで買えるおすすめ

先ほどご紹介した甘口ワインの中でも、モスカートを使ったワインは安価でスーパーでも手に入ります。スパークリングワインが多いため、味わい的にもたいへん飲みやすく、甘ったる過ぎないので普段のお食事にもよく合います。特に、味の濃いエスニック料理や、中華料理は意外と香りの強い甘いワインと好相性です。

その他おすすめのマリアージュは、ケーキなどのデザートのほか、柔らかいチーズ、フルーツのコンポートなど。スーパーやコンビニに置いてあるワインであれば、エチケットに日本語で辛さや重さの表示があるものがほとんどですので、目安にしてください。白ワインは、名前から甘口か辛口か評価できないものがほとんどですが、スパークリングワインでは、「ブリュット」の表記があるものは辛口です。覚えておくと選びやすいかもしれません。

 

奮発したい!白ワイン甘口は?

先ほどご紹介した中でも、貴腐ワイン、アイスワインの2つは比較的高価で、フルボトル5000円からが目安です。高価なものだと何万円もするものも。特に、フランスの「ソーテルヌ」と呼ばれる貴腐ワインは、最高峰の極甘口ワインと言えます。ワインショップに行けば手に入りますし、最近はインターネット通販も盛んなので、特別入手困難なものを除けば手に入れるのは難しくありません。

ただ、高級なワイン、ヴィンテージもののワインは保存状態が命。信用できないショップからは購入しない方がベターです。定価よりも極端に安いときは注意しましょう。

極甘口のワインには、デザートはもちろん、くさみの強いブルーチーズがピッタリです。チーズのくさみがなくなり、口の中でワインとチーズが相乗効果でとろけるような味わいを演出してくれます。

 

白ワイン甘口の美味しい飲み方

甘口白ワインを美味しく飲むために気をつけたいことは、第一に温度です。白ワインは冷やせば良いと考えている方は多いのではないでしょうか?

実は白ワインも、ワインの種類によって最適な温度が異なります。例えばモスカートを使ったスパークリングワインは、スッキリと爽快な味わいなのでしっかり冷やした方がおいしいですが、貴腐ワインは冷やしすぎない、むしろ室温でおいしく楽しめます。冷やしすぎると豊潤な香りと熟成による複雑味が打ち消されてしまうためです。

このように、甘口のワインと一口に言っても、さまざまな最適の温度があります。ワインを買う際には、ショップで店員さんにおいしく飲める温度を聞いてみましょう。

もうひとつ気をつけたいことは、グラスの形。甘口のワインは香りが強いので、広めのグラスで飲むと香りをより楽しめます。グラスなんてない!という方も、1000円も出せば意外と良いものが手に入ります。100円均一のグラスでも、紙コップで飲むよりは何倍もワインの良さを楽しめますよ。

 

白ワイン甘口に合うおつまみ

甘口のワインには、やっぱりデザート。甘ったるすぎない、ティラミスやチーズケーキは鉄板です。また、貴腐ワインやアイスワインをはじめ、糖度の高い甘口ワインは、総じてハチミツのような蜜っぽい香り・味が強いため、ハチミツと相性の良いリンゴをつかったデザートも良く合います。リンゴのコンポートや、アップルパイなど・・・簡単なものだと、クラッカーにリンゴジャムを乗せたものなんかでも楽しめます。

また、貴腐ワインなどの極甘口のワインには、ブルーチーズなどのくさみの強いチーズが好相性です。チーズは赤ワインというイメージの方も多いと思いますが、甘いワインは意外とチーズと良く合うんです。極甘口のワインには、チーズのくさみを消してくれる効果があります。くさみの強いチーズが苦手な方も、ぜひチャレンジしてみてくださいね。

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