ワインのブショネとは?酸化との違いや見分け方紹介

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ワインに触れていると、よく『ブショネ』という言葉を見かけますが、一体どういう意味なのでしょうか?ブショネと一緒に、酸化という言葉もありますがどのように違うのか、まとめてみました。

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ワインのブショネとは?見分け方や原因

「ブショネ」とはなんでしょうか?ワインは、コルクで栓をしますよね。コルクは木で出来ています。また、ワインの長期保存には高湿度が好まれます。しかし、この木と多湿の組み合わせが、コルクにカビを生えさせてしまうことがあります。

長期熟成のワインの場合、コルクの外側、ワインに触れない方にカビが生えているのは、ワインの保存状態が良い証拠です。しかし、ワインに触れる可能性のある内側がカビている状態はブショネと呼ばれ、香りや味に大きな影響を及ぼします。

残念ながら、ブショネは開けてみなければわかりません。コルクを抜栓した後、ひっくり返して匂いを嗅いでみてください。雑巾のような不快な香りがしたら、それはブショネです。ブショネの確率は一概には言えませんが、多い時だと1/10〜20程度の頻度で出会う確率があります。

 

ブショネと酸化したワインの違いは?

ただ単に酸化してしまったワインとブショネとでは大きな違いがあります。酸化は空気と触れることで起こるので、合成コルクで隙間が空いてしまっていた場合や、コルクが欠けてしまっていた場合などに起こり、香りが抜けて明らかに酸っぱくなります。長期間酸化されていたワインは、酢の代わりに出来そうなほど酸味が強まります。

対してブショネは、コルクのカビが原因なので酸化は起こりません。香りが抜けるというよりも香りに生乾き臭のような匂いが混ざり、口に含んでも鼻に付く嫌な匂いと果実味が殺されて複雑味だけが残ったような不快な味わいが口に残ります。

酸化もそうですが、ブショネにも程度があり、軽度だと一般の人は気がつかずに飲んでしまうことがほとんどです。ブショネのような気もするし、セーフな気もするし・・・と、ソムリエでも判断が難しいことは多いです。

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ブショネと還元臭の違いとは?

ワインの還元臭とは、ワインがアルコール発酵するときに酸素が足りなくなり、硫化水素が発生することにより感じる硫黄のような匂いのことです。一般的にワインは、酸化防止剤として亜硫酸塩という成分を添加するのですが、自然派の作り手さんの中には亜硫酸塩を入れることを好まない方もいらっしゃいます。そのような自然派ワインに多く発生するのが、還元臭と呼ばれるものです。

この、酸化防止剤である亜硫酸塩。名前からして、なんだか体に悪そうだと思ってしまいますよね。しかし、特に輸入ワインには、ほとんど確実に亜硫酸塩が含まれています。実は亜硫酸塩は、添加していなくてもアルコール発酵の過程で産生される物質なので、いくら無添加のワインを選んでも、必ず微量は含まれています。この亜硫酸塩が、硫化水素の発生を防いで還元臭からワインを守ってくれるのです。

 

ブショネの対処法

ブショネを抜栓前に予想することはほぼ100パーセント無理な話です。どうしてもブショネを避けたければ、スクリューキャップのワインを選ぶと良いでしょう。近頃は、技術の発達やコスト削減、コルク消費を抑えるなどの目的で、一流ワイナリーも含め世界中のワイナリーがスクリューキャップを導入しています。なんとニュージーランドでは、法律でコルクの使用が禁止されたため、1万円を超えるような高級ワインもスクリューキャップで作られます。

ワインはコルクの方が良いというイメージは誰もが持っていると思いますが、一概にそうとは言い切れません。コルクは長期熟成するワインにとっては不可欠なものですが、買ってすぐ飲んでしまうワインがコルク栓である必要は必ずしもありません。スクリューキャップであれば、ブショネの可能性は0です。

また、軽いブショネだった場合はデキャンタをして少し様子を見てみましょう。ブショネが軽度だった場合は空気に触れ、香りが取り戻されることで気にならなくなる可能性があります。

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