ワインは色んな品種のブドウを使って作られます。それぞれの品種によって、特徴が違い、また配合やどこで作られるかによっても、ワインの味が変わってきます。
マルベックの品種の特徴やおすすめのワイン、一緒に食べると美味しい料理などについて説明します。
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マルベックのワインの特徴
マルベックはしっかりとした濃い色素を持った外皮で、ポリフェノールが多いです。黒ワインと呼ばれるほど濃厚な色のワインに仕上がります。
マルベックを使ったワインの特徴は黒ワインと呼ばれるくらい色が濃く、タンニンがしっかりとした仕上がりになることです。プラムやタバコ、干しブドウなどの香りが感じられ、パワフルな印象がありますが、熟成が進むと引き締まった仕上がりになります。若いものはブラックベリーの香りやスミレの香りが感じられます。果実の香りよりも花の香りの方が強いです。
5年以上熟成させると鉄分や獣の香りが感じられるようになります。インクの黒色に近い濃い色をしたワインが造られます。
マルベックの品種
マルベックはフランス西南部原産で赤ワイン用の品種です。「黒ワイン」と呼ばれるほど色調が濃く、小粒が果皮の色が黒っぽく、ポリフェノールの含有量が高く、酸は少ないです。
マルベックは赤ワインの品種の中での個性的な品種と言われています。それは、果皮が厚く「黒ワイン」と呼ばれるくらい色が濃いこと、そして非常にタンニンが豊富であることが個性的と言われる理由です。若いマルベックワインは花や化粧品を連想させる強い香りを感じるのもマルベックの特徴です。ポリフェノールが多く含まれているので健康に良いブドウでもあります。
マルベックの主な産地
マルベックはフランス原産ですが、アルゼンチンが主要な産地となっています。現在ではアルゼンチンが世界の栽培面積の9割を占めているとされており、マルベックの主要な産地となっています。アルゼンチンワインを代表する品種です。
アルゼンチンのマルベックはフランス産のものと比較してコクがあり穏やかで若くても飲みやすいワインです。アルゼンチンの強い日差しと寒暖差によって美味しいマルベックが育ちます。
アルゼンチンだけでなく、フランス、チリ、アメリカ、カナダ、北イタリア、ニュージーランド、南アフリカなどでブレンド用として栽培されています。マルベックの栽培に良い条件として、日照時間が必要なこと、そして涼しい気候でないことです。
マルベックの収穫はアルゼンチンは南半球にあり、北半球と季節が逆になります。北半球でいう秋にあたる3月から4月に手摘みで収穫が行われます。
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マルベックの味や香り
ブラックベリーやプルーンのような濃い色の皮の果実が持つ濃厚な果実味が感じられます。しっかりとした凝縮感があり、タンニンや酸味もしっかりしていて、力強くメリハリのある味わいがあります。
渋みが前面に出ることが少なく、肉厚でジューシーな果実味が強く感じることができます。果実味は煮詰めたジャムのような甘い味を感じられます。
マルベックの香りは梅干し、黒胡椒、チョコレート、ベーコンのような香りを感じられます。
マルベックのワインのおすすめ
「トリヴェント」はアルゼンチン産で、カシスやブラックベリーを思わせる深みのある香りがあります、凝縮感を感じられ、果実の充実感があるワインです。甘味がある滑らかなタンニンが心地よく、樽本来のほのかなバニラ香も感じられ、余韻を長く楽しめるワインです。
「カロアルマ」はアルゼンチン産で、ブルーベリーの香りやスパイスのような香りを感じさせます。果実の味が豊かで上品な味わいを楽しめます。
「エルグリル」はアルゼンチン産で、ブラックチェリーやプラムのコンポートのような黒い果実の香りとスミレの花のような香りが感じられます。若々しい果実の味と、酸がイキイキとし、程よいタンニンが感じられるワインです。
マルベックに合う料理
マルベックは力強さと濃厚さがあるワインなので、しっかりとしたお肉料理や脂分や塩気の強い料理と相性が良いです。鴨などのジビエ、アナゴともよく合います。
アルゼンチン産のマルベックワインは牛肉と相性が良いです。ハンバーグや肉じゃが、蒲焼、中華の炒めものといった家庭料理ともよく合います。
また、マルベックを使ったワインはコクのある甘みと風味、熟した果実の香りを持つので、ブドウを使ったお酢のバルサミコ酢とも合います。
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