ワインは色んな品種のブドウを使って作られます。それぞれの品種によって、特徴が違い、また配合やどこで作られるかによっても、ワインの味が変わってきます。
テンプラニーリョの品種の特徴やおすすめのワイン、一緒に食べると美味しい料理などについて説明します。
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テンプラニーリョのワインの特徴
テンプラニーニョはスペインはリオハ、ナバーラあたりの地域を原産とするワイン用の黒ブドウ品種です。繊細でありながらふくよかなボディ感あるワインを造りこむことができるブドウとして知られており、スペイン産赤ワインとして最高クラスの銘柄はほぼ間違いなくこのテンプラニーニョを使っています。
皮が厚くタンニンが豊富に含まれているので果実味ある若々しいワインでもどっしりしたボディが楽しめますし、また長期熟成にも向いているので様々なスタイルのワインを目指すことができるのです。
テンプラニーリョの品種
「早摘み」、「早熟」という意味を持つテンプラニーニョは他のブドウ品種よりも2週間ほど早く、また皮が暑くて粒の大きさは中程度といった特徴のあるブドウ品種です。
イベリア半島がメイン栽培地であることから温暖な気候でのみ栽培されるものといった印象がありますが、ある程度の涼しい気候でも適応できる強さはあり、少量ではありますが日本でも栽培はされています。また仕上げ方によっては他のワイン用ブドウ品種と違って生食用にすることも可能です。
テンプラニーリョの主な産地
テンプラニーリョはスペインのリオハ地方やナバーラ地方あたりが原産地域で、しかし今ではイベリア半島全域で多く栽培されるブドウ品種です。
スペイン語で「早摘み」や「早熟」という意味もあることから分かる通り、その他のスペインの多くのブドウ品種よりも収穫が早いのが特徴で、だいたい9月の上旬あたりから始まり中旬にかけてがそのピークとなっています。また収穫量は比較的多いのですが、房を作りすぎると熟成度が揃わなくなるようです。
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テンプラニーリョの味や香り
テンプラニーリョを使ったワインの味や香りですが、熟成期間や仕上げ方によってかなり多彩なものとなっています。香りは確かに高いのですがカベルネ・ソーヴィニョンあたりと比較すると少し控えめ、しかし樽の香りが自然にワインに染み付くことから長期熟成タイプとして、また他のブドウ品種とブレンドされることも大変多いのです。
味わいは酸味が少し目立ちますが、ふくよかなボディとのバランスは大変よく、繊細なものとなっています。
テンプラニーリョのワインのおすすめ
テンプラニーニョが使われているワインとなるとやはりスペイン産のワインで、非常に多くの銘柄でこのブドウ品種が選ばれています。しかしこの品種の特徴をうかがい知るのであれば「エナーテ テンプラニーニョ」で、こちらは若々しくフレッシュな味わいながらブドウの個性がしっかりと味わうことのできる銘柄です。
また熟成期間はそれほど長いわけではありませんが樽の香りがしっかりとしみ込んでおり、スパイシーなアロマも楽しめるのです。
テンプラニーリョに合う料理
テンプラニーニョは香り高く繊細な味わいを特徴としていますし、イベリア産のブドウでもありますので彼の地の特産メニューを合わせるのが良いでしょう。
多くの方が素晴らしいと声を挙げるのがイベリコ豚を使った料理全般や生ハムとの相性の高さで、これらではワインの酸味と肉の旨みがよくマッチングするのです。
また酸味とのペアリングという意味ではトマト料理であるラタトゥイユもおすすめで、それに加えてスパイシーなアロマが絶妙なアクセントとして機能するのも特徴となります。
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