ワインは色んな品種のブドウを使って作られます。それぞれの品種によって、特徴が違い、また配合やどこで作られるかによっても、ワインの味が変わってきます。
カルメネールの品種の特徴やおすすめのワイン、一緒に食べると美味しい料理などについて説明します。
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カルメネールの特徴
カルメネールは、チリの気候ととても相性が良い品種です。濃い赤で、まるでルビーのように深い色をしています。いっときはメルローと混同されて脚光を浴びなかった時期もあったのですが、現在はきちんと栽培されて品質も向上していますよ。
タンニンは柔らかめで、ミディアムボディのワインになります。カルメネールで作られるワインは若いうちに飲むと美味しいんです。カベルネ・ソーヴィニヨンとのブレンドで良さがより一層引き出されますし、もちろん個性的なカルメネール100%のワインも生み出されています。
カルメネールの味や香り
現在はチリで栽培されている品種。カルメネールの葉っぱは秋に紅く色づくので、紅色を意味する「carmine」という言葉から名付けられたようです。
元々はフランスのボルドー地方で栽培されていましたが、19世紀半ばに、ブドウの天敵であるアブラムシ「フィロキセラ」が現れ、ヨーロッパのカルメネールは全滅したかと思われていました。
しかし、奇跡的にチリがボルドーから輸入した苗木が育っていることが判明し、現在も生産され続けているのです。
カルメネールの品種
フランスの南西にあるボルドー地方原産です。ボルドー地方といえば、ワイン好きにはたまらない、複雑な味や余韻を楽しめるワインが多い地方ですよね。今はボルドーでは殆ど見られず、イタリア北部やチリ産が多いようです。
チリは日照時間が長く、紫外線が強く、ブドウの皮が分厚くなります。一日の寒暖差が大きい地中海性気候で、ブドウの成熟期間は長めです。ボルドー系品種の中では1番晩熟の品種です。しっかりと熟してから仕込まないと、青臭さが残ってしまうということになります。
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カルメネールの主な産地
ラズベリー、イチゴなどのベリー系の香りとハーブの香りを感じます。かすかなトースト香、チョコレート、バニラの風味もあります。濃いルビー色から想像されるとおり、しっかりとした果実味と柔らかいタンニンを感じます。カベルネ・ソーヴィニョンと比べると酸も柔らかで、優しい味わいを楽しめます。
16度から20度の室温で楽しむと、美味しく頂けますよ。
短期熟成タイプは軽く仕上がっており、ベリー、ピーマン、パプリカ、カカオなどを思わせるアロマになり長期熟成タイプはコクのある仕上がりで、ベリーと黒胡椒、キャラメル、バニラを感じさせる逸品になります。
カルメネールのワインのおすすめ
テラノブレ・カルメネール・グラン・レゼルバ 2013年ジャムのように凝縮された旨みと甘みとスパイシーさを感じる逸品です。チリのマウレヴァレー地域のワインで、綺麗な濃いルビー色が、飲む前からドキドキさせてくれます。
ブドウの持つ力を大切にしながら作られたワインですので、スパイシーな芳香、果実そのものを口に含んだような芳醇な味わいを楽しんでいただけると思いますよ。お値段もリーズナブルで、手に取りやすいです。
カルメネールに合う料理
ニンニクをたっぷり使ったお料理やスナック、素材の味をダイレクトに楽しむ野菜スープやマッシュルームなどと相性が良いです。そして、ラムやジビエといったクセの強いお肉にも合います。しっかりとお肉を噛んで味わう時のお供におススメです。
スパイシーで甘辛な味付けのもの、例えば酢豚やビーフシチュー、ペッパーの効いたタコスなども最高のマリアージュを楽しめますよ。カルメネールがもつ柔らかさとスパイシーさが引き立ちます。
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