フランスに来て、ワインを飲む機会が増えました。
でも開封したワインを全て飲むことは殆どありません。
飲みかけのワインってどのように保存したらいいのかまとめてみました。
未開封ワインとの違いも書いておきますね。
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関連記事→ワインの開け方は?コルク抜きがない場合はどうする?失敗した時の対処法も
未開封ワインの保存方法
ワインの保存方法はワインの種類によって違います。
コルクで栓をされた高級ワインはワインセラーとして販売されているケースの中で寝かせておくのが無難です。
ワインセラーとして販売されている電気器具が内部の温度と湿度を一定に保ち、振動が少ない状態でワインを保管できます。
コルクの栓は乾燥すると痩せて細くなり、ワインが蒸発したり漏れたりします。
ですからこうしたワインを保存する時には絶対に乾燥させてはいけません。
大きな温度変化や小幅でも急激な温度変化もワインの質を悪化させます。
また振動もワインの中のある澱を舞わせてしまうので禁物です。
ですからワインに応じた管理ができるワインセラーに寝かせるのが安心なのです。
ワインセラーがない場合に、一時的にワインを置いておくのに家庭内で近い場所はと言えば、台所の流し台の下や空調の届かない玄関口などが比較的ましです。
湿度が充分にあればワインを立てて保存してもコルクが痩せる心配はそれほどありません。
心配なら濡れた新聞紙でも近くに置けば乾燥することはありません。
こんなに面倒なのはコルクを使用しているワインだからです。
スクリューキャップと呼ばれる廻して開けるタイプのワインの場合には湿度を気にする必要は無くなります。
もちろん、温度と振動には注意が必要ですが湿度管理から解放されるだけで保管の手間は大きく簡素化できます。
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開封後のワインの保存方法と保存期間
ここからは開封した後でワインを飲み切るまでの保管方法について述べます。
ワインは通常、一晩で飲み切るように作られています。
しかし抜栓してから飲み頃を迎えるまでに1時間以上の時間を要する赤ワインもあります。
そうした赤ワインは肌寒いくらいの温度であれば室温で抜栓した状態で放置すると香りが広がります。
時間が足りない時には赤ワインをデキャンタと呼ばれる別のガラス容器に移して香りの広がりを早める事ができます。
この移す作業は澱のある赤ワインでは慎重に行って澱をデキャンタに移さずボトル側に残す様にします。
その状態で赤ワインを置けば抜栓して置いておくだけに較べて短時間で飲み頃を迎えます。
こうした手間をかけて短時間でも空気に触れさせたまま保存すると赤ワインの味わいは大きく変わります。
白ワインの場合には飲む前に冷やした方が美味しく飲めます。
赤ワインでも暖かい部屋で飲むなら少し冷やした方が美味しく感じるものもあります。
白ワインも冷やし過ぎると味わいも香りも冷めてしまうので、丁度良い加減に冷やして保存し飲むのがおすすめです。
赤ワインも白ワインも飲み切れず残した場合には、冷蔵庫で保存するのが無難です。
ヴァンキュヴァンの名で知られ、シュポシュポとも呼ばれるボトル内部の気圧を下げる閉栓器具は短時間に酸化されやすいワインの保存には有効ですが、酸化が遅いワインではコルクを逆さにして捩じ込んで蓋をするのと大差ありません。
もちろんスクリューキャップでは普通に蓋を戻せば充分です。
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