毎年、11月になると話題にのぼるボジョレヌーボー。どんなものか詳しく知っていますか?ボジョレヌーボーはフランスのボジョレ地区で作られるワインなのですが、実はボジョレ地区にはボジョレヌーボー以外のワインもあるんです。ボジョレヌーボーとその他のワインについて説明しますね。
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ボジョレヌーボーとは?
ボジョレヌーボーとはフランス・ブルゴーニュ地方のボジョレー地区でその年に収穫されてブドウによって作られたものを指します。「ヌーヴォー」とは収穫してから1~2ヶ月でで造る試飲酒を意味しているので、ボジョレヌーボーはその年のブドウの出来を調べるためのものと言えます。
フランスではワインは成熟してから販売しなければならないルールがあるのですが、ボジョレヌーボーは特に人気が高いため11月の第3木曜日の0時を正式に解禁日を設定して管理することになっています。日本は世界で最も早く解禁日になることで世界中の注目を集めるイベントとなったのです。
ボジョレヌーボーの特徴はさっぱりとした味わいです。ワインの苦味があまり好みではないという方にも飲みやすいといることでも幅広く愛されるワインとなったのです。
ちなみに、フランスのスーパーなど各地でもボジョレヌーボーを買うことはできるのですが、日本とは比べ物にならないほど盛り上がっていません。日本では一種のお祭りのようになっていますね。
ボジョレヌーボーの選び方と過去の当たり年
ボジョレーヌーボーは、毎年ボジョレーワイン委員会という組織が品質を評価しています。よく、「○年に一度の出来」などの言葉を耳にするかと思いますが、あれは業者が付けるキャッチコピーのようなものですので正確に品質を表しているとは限りません。
近年で言うと100年に一度レベルが続出していますが、ブドウが不作だった2012年以外は概ね当たりと言ってもいいかもしれません。
ボジョレーヌーボーといってもブドウの種類によって味わいは少しずつ違っていきます。そのため自分の好みに合わせた生産者を選ぶ必要があります。大枠では軽い飲み口が特徴ではありますが、初心者の方でしたらよりフレッシュなブドウを選ぶのをお勧めします。金額にも幅がありますが高ければ良いというものでもありませんのでじっくり選んでください。
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ボジョレヌーボーの美味しい飲み方
ボジョレーヌーボーは香りが比較的弱いので香りが逃げないようにする必要があります。新鮮さが売りのワインですのであまり長く保管しておいてもその良さがなくなってしまいますので早めに飲むことをお勧めします。
飲む時にも注意が必要です。通常でもワインは栓を開いてしまうと酸化が進んでいき、味は低下します。一度開封すると酸味が出てきてボジョレーヌーボーの特徴が失われていってしまいますのでもったいないとは思いますが、なるべくはその日のうちに飲んでしまった方がおいしくいただけます。
ボジョレーヌーボーの新鮮さを楽しむためにも飲む時には冷やしておいた方がよろしいでしょう。お好みはあるものの、通常の赤ワインであれば18℃くらいがおいしいですがボジョレーヌーボーの場合は10℃くらいでも十分に楽しめます。
ボジョレのその他のワイン
ボジョレ地区のワインはもちろんボジョレヌーボーだけではありません。ボジョレ地区自体が比較的広く10の生産地区があり、その他のワインも多く作られています。それでも特徴的なのは赤ワインの豊富さでしょう。白ワインの製造もしてはいますがあまり多くはありません。
ガメイ種という品種のブドウから造られるワインはフルーティーさが特徴で飲み口も軽いことから初心者から愛好家まで幅広い層に愛されています。
しかしその対とも言えますが、成熟に耐えられるワインが多いのも特徴の一つです。ボジョレー地区は地中海性気候の影響も受けていて気候は比較的穏やかでありブドウもじっくりと成熟させることができています。そのため色の濃いワインも多く作られているのです。
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