フランスで日本語教師として働いてみたいけど・・・・実際に働くのって難しい?
そんなあなたのために、フランスで日本語教師をしたことのあるわたし、よっしー(@yoshi_coaching)が記事を書いてみました。
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✓フランスで日本語教師になるのに必要な資格
✓フランスで日本語教師の求人の見つけ方
✓フランスで日本語教師をするのに必要なこと[/enclose]
こちらの記事を読むと、上記のことが明確になります。
すぐに日本語教師として働きたいと思っていない人にも役立つと思いますので、ぜひじっくりとご覧になってください。
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もくじ
フランスで日本語教師になるのに必要な資格
日本語教師になるためには、大学で資格を取ったり、日本語教育能力検定試験に合格するなど色々な方法があります。
実際にフランスで日本語を教えている人がどんな資格を持っているのか調べてみました。
最初に書いているのが持っている資格や学歴、そして()の中は実際に行っている仕事内容になります。
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✓日本の大学を卒業・日本語教育能力検定試験合格(フランスの大学、高校で先生)
✓日本の大学を卒業後フランスの大学院を卒業(フランスの大学で先生)
✓フランスの大学を卒業・日本語教育能力検定試験合格(フランスの中学高校で先生)
✓フランスの専門学校を卒業(フランスの中学高校で先生)
✓日本の大学を卒業(フランスの文化センターで先生、個人で家庭教師)⇐これはわたし
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こちらを見ていただくとわかるかもしれませんが、高学歴だと有利かと言われるとそうでもありません。
では何が大切なのか・・・・それは[keikou]タイミングとコネ[/keikou]です!
タイミングというのは、自分が働きたいと思っているときに思い通りの求人を見つけるということですが、見つからないと思ったら、自分でアプローチしていくことも大切になります。
それでは次から、フランスでの日本語教師の求人の見つけ方と自分でアプローチしていく方法、そしてコネの作り方について説明していきます。
フランスで日本語教師の求人の見つけ方
フランスでの日本語教師の求人の見つけ方はいくつかあります。
主な方法について書いてみますね。
現地フリーペーパー
フランスでは在仏日本人用のフリーペーパーがいくつかあります。
有名なものに以下のものがあります。
パリや大きな街の日本人食材店や日本に関係のあるショップで無料で配布されているので、自由にもらうことができます。
もし近くにそのようなお店がない場合は、インターネットのサイトを見ることもできます。
そこにたまに日本人教師の仕事の募集が載っています。
ただ、それだとパリが中心のため、働ける場所が限られてしまいます。
それ以外の場所で仕事を探したいと思う人は、フランスのサイトなどを参考に探してみましょう。
関連記事→可愛いフランス語の単語が知りたい!メールアドレスやお店の名前に
Pôle Emploi(ポールアンプロワ)
フランスで仕事を探す方法はいくつかあるのですが、一番有名なものが[keikou]Pôle Emploi[/keikou]です。
これは、日本で言う、職業安定所のことです。大体、町や地域に最低一つはあります。
最寄りの場所が見つからなければ、サイトで場所を検索出来ます。また、わざわざそこまでいかなくても、ポールアンプロワのサイトで求人情報を探すことも出来ます。
ここでもたまに日本語教師の仕事の募集が載っています。
ちなみに、サイトはこちらになります。→Pôle Emploi
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近くのパン屋やスーパーに求人を貼る
日本語教師だというと学校などで教えると考えるかもしれませんが、もし良い仕事が見つからなかった場合は、個人の家庭教師をするというのもおすすめです。
パン屋やスーパーに行くと、必ずと言っていいほど求人・求職の募集の紙が貼ってあります。
お店の人に聞く必要はありますが、大体が誰でも貼っていいようです。
自分のやりたい内容を書いて置くと、興味のある人から直接連絡がある仕組みになっています。
貼ってある他の人のものを見ても、大体の人が簡単な内容だけ書いています。
内容としては「勉強を教えます」「ベビーシッターをします」という仕事を探している人が多いのですが、たまに逆で「勉強を教えてください」「ベビーシッターをしてください」という求人もあります。
紙に「日本語を教えます」などと記載し、下側に電話番号を書いて置き、ちぎって持っていけるように切り込みを入れておくと親切ですね。
実際にフランス人と話しているときに日本人だというと、日本語に興味があるということはよく言われるので、日本語教師自体の需要は結構あるんじゃないかと思います。
良い求人が見つからないときは、自分から動くようにしてみてください!
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住んでいる場所の市役所など自治体に問い合わせる
学校で日本語教師として働く場合に、市役所などが求人の管轄をしていることが多いです。
募集がどこに出るかはわからないので、募集が出る前に自分で問い合わせておくと、とっても有利です。
家庭教師は多くの人ができますが、中学・高校・大学で日本語を教えるとなると、あまり募集の人数は多くありません。
なので、他の人より先手必勝です。
フランスで日本語教師をするのに必要なこと
フランスで日本語教師をするのに学歴が有利かというと、わたしが感じたところではないよりはあった方が良いですが、一番重要ではないように思います。
それでは何が大切なのか、それについて書いていきます。
コネを作る
実は、フランスは[keikou]日本以上にコネ社会[/keikou]です。
フランス人が、求人を出したりするのが面倒なのもあるのかもしれませんが、コネで仕事が決まったという人はとても多いです。
ちなみに私も、現在NPO法人で日本語を教えているのですが、こちらも知り合いの紹介で決まりました。
知り合いで日本語を高校や大学などで教えている人も、やっぱり紹介で決まったと言っていました。
また先日、「近くの専門学校で日本語を習いたいという生徒が十数人いたので、誰か教えてくれる人いない?」という連絡が、わたしが教えているNPO法人にありました。
実際に求人を出さずに仕事を見つけるというパターンは多いのだと思います。
「え?じゃあ結局、コネがないと仕事が見つからないんじゃないの?」ってあなたは思いましたか?
でも私は以前に個人的に数名のフランス人にフランス語を教えていた時、それはコネで決まったのもあるし、自分で見つけたものもあります。
つまり、コネが有利ではあるのだけどそれだけに頼らず、先ほど書いたような可能性のある所を出来るだけ多くチェックしておくのが一番かなと思います。
また、いつどこで求人が出るかもわからないので、出そうなところにあらかじめ履歴書を送っておくというのもいいでしょう。
その時は人を探していなくても、求人が出たとたんに連絡があり、それで仕事が見つかったという人もいますよ。
経験を積んでおく
フランスでは学歴はないよりはあった方が良いと言いました。
実は学歴よりも大切なものがあるんです。
それは何かというと、、、[keikou]経験[/keikou]です。
学歴が高いけど未経験な人と、学歴はないけど経験がある人がいたとしたら、経験がある人の方が有利だというのは見ていて思います。
フランスは日本のように新卒で就職活動がないんです。
既卒の人と同じ条件で仕事を探すことになるのですが、求人を見ていると『経験3年以上』という風に経験がある人を探しているパターンが多いです。
新卒で経験がない場合、仕事を見つけるのが大変なんですね。
そのため、学歴も大切だけど、それ以上に経験を積むようにしておきましょう。
もし日本で日本語教師として働くチャンスがあれば、フランスに来る前に何年か働いておくというのも良いですね。
日本語教育能力検定試験を受ける
フランスで日本語教師の仕事をしている人で、大学などで専門の勉強をしていなかった人もいます。そういう人たちは日本語教育能力検定試験を受けている場合が多いです。
これも絶対必要というわけではないのですが、仕事をしている人たちを見ていると、持っている人が多いので、有利なことは間違いないです。おすすめは[keikou]こちらの講座[/keikou]ですね。
知り合いは、[keikou]こちらの講座[/keikou]を通信教育で勉強し、試験を受けに日本に帰国して合格していました。
その後に、中学高校での日本語教師の先生の仕事を見つけていました。
また、仕事を見つけた後に経験を積みつつ勉強をして、試験に合格した後にキャリアアップした知り合いもいます。
受けておいて損はないでしょう。
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まとめ
フランスで日本語教師になる方法について書いてみました。
まとめてみると次のようになります。
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✓自分で色んなサイトを見て、募集がないかチェック
✓出かけるところには出かけていって知り合いを増やす
✓自治体などに問い合わせる
✓募集がないところにも積極的に履歴書を送る
✓並行して学歴がない人が日本語教育能力試験の勉強もしてみる
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ちなみに、フランス人だけでなく、意外と他の外国人でも日本語に興味を持っていたりします。
自分から問い合わせる場合は、電話や手紙だと、フランス人は適当なので軽くあしらわれることもあります。そのため、自分で直接出向いてみるのもいいですね。
また、一度断られたりしたとしても、何度も通ってみると、担当者が変わっていて、違う返事をもらえるかもしれません。
ぜひ諦めずに、頑張ってください☆
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