ワインは色んな品種のブドウを使って作られます。それぞれの品種によって、特徴が違い、また配合やどこで作られるかによっても、ワインの味が変わってきます。
バルベーラの品種の特徴やおすすめのワイン、一緒に食べると美味しい料理などについて説明します。
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バルベーラのワインの特徴
バルベーラは赤ワインに使われる品種で、多産なので比較的安価なワインへの使用が多いです。どんなヴィンテージであってもある程度の質を生産できる特性があり、多目的に使うことができます。
タンニンが少なく、酸味の強い、色の濃い赤ワインに仕上がります。濃いルビー色をし、スミレの香りを含んだ、酸がはっきりとした味わいです。
タンニンが柔和で酸度が高いものが多いが、軽くて酸っぱさのあるワインから発泡性を持たせたもの、オーク樽を使い長期熟成させた濃厚なワインまで様々なものがあります。
収穫量を抑えて樽で熟成させるとスパイシーさがプラスされ、オーク材のタンニンをワインが吸収っするのでタンニンが強くなり、香りが豊かで奥深いワインに仕上がります。
バルベーラの品種
バルベーラはイタリア北西のピエモンテ州にあるモンフェッラートを原産とする赤ワイン用の品種です。ほぼイタリアで栽培されますが、アメリカやアルゼンチンでも栽培されています。
品種の特徴は、果皮の色素が強く、種が小さいブドウです。ブドウの房は中くらいで個々の粒はやや楕円形でつやのある薄めの皮に包まれ、タンニンは殆ど含まれていません。粒の糖度は高いです。
はっきりとした酸を感じることができ、果実味がジューシーなワインに仕上がる品種です。味はブラックベリーやプラムのような濃厚な果実味を感じることができます。
非常に酸味を感じることができます。
バルベーラの主な産地
バルベーラの主な生産地はイタリア北部にあるピエモンテ州となります。ピエモンテ州産のバルベーラは最も高品質と言われています。ピエモンテ州の中のアスティ、アルバなどの産地が特に有名です。
イタリア以外では南北アメリカ諸国、カリフォルニア州やアルゼンチンでの栽培も盛んです。
バルベーラは果実の成熟がやや遅く、収穫時期は9月から10月中旬となります。また、湿った土地では上手く生育できないので、水はけや風通しが良く、日当たりの良い丘陵地帯がバルベーラの栽培に適した条件となります。
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バルベーラの味や香り
香りはサワーチェリー、ブラックベリー、ハーブ、スモークのアロマを感じることができます。アメリカのカリフォルニア州やアルゼンチン産のバルベーラで造られたワインはブラックベリーをジャムにしたような香りを感じられます。
イタリアのピエモンテ州産のバルベーラで造られたワインは酸っぱい果実やハーブの香りを感じるライトなワインになります。
バルベラは元々酸味が強く、アントシアニンの含有量も多いです。タンニンの含有量が少なく、バルベラで造られるワインは若い時は濃い紫がかった色をし、チェリーやブラックベリーのような芳香が強いですが、樽で熟成させるとタンニンが柔らかくなり濃縮度の高いワインとなり、スパイスのような香りも感じるようになります。
バルベーラのワインのおすすめ
バルベーラが使われているワインでおススメなものを3つ紹介します。
「ピエモンテバルベーラ」は4時間という短時間で発酵させブドウの風味が良い状態を保って取り出して造られたワインです。濃い赤色でしっかりとしながらもフレッシュな果実味があり、重すぎません。
「バルベーラ ダルバ スペリオーレ」は熟成が進んだブドウを使っています。充分な酸とコクがあるワインです。
「バルベラ ダルバ」はどのタイミングで飲んでもフローラルな香りが広がり、果実味たっぷりで渋みが優しいワインです。普段の食卓を彩るワインとして昔から親しまれています。
バルベーラに合う料理
パスタや肉料理など油分を感じさせる料理と相性が良いです。ミートソースを使ったパスタ、チーズを使った料理とも合います。
酸味が強いので、スパイシーがあり、口の中を洗い流してくれる役割を持つので油を多めに使った料理にピッタリなのです。鶏肉のソテー、カツレツ、鶏肉のソテー、トマトソースのパスタ、野菜やチーズを豚肉で巻いてソテーした料理とも相性が良いです。
若いタイプのバルベーラワインは汎用性が高いので殆どの料理と相性が良いです。
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