ワインは色んな品種のブドウを使って作られます。それぞれの品種によって、特徴が違い、また配合やどこで作られるかによっても、ワインの味が変わってきます。
トレッビアーノの品種の特徴やおすすめのワイン、一緒に食べると美味しい料理などについて説明します。
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トレッビアーノのワインの特徴
トレッビアーノは白ワインのブドウ品種です。イタリアのほとんどの州で栽培されている品種です。
イタリアの他にフランスでも広く栽培されており、世界で二番目に多く栽培されている、ワインのブドウの品種の中ではポピュラーなものです。フランスでは「ユニブラン」と呼ばれており、ブランデーのコニャックにブレンドされる原料としても使われます。
明るいグリーンイエローカラーで、粘性はなくサラサラとしたワインです。酸味が高く、苦味があるワインでもあります。
苗が強く生産量が多い品種で、若葉のようなフレッシュさがある香りで、フルーティーさも感じられる品種です。フレッシュさとフルーティーさが特徴なので長期熟成には向いておらず、若飲みタイプに仕上がります。
トレッビアーノの品種
品種の特徴としてフルーティーさがあります。酸味が非常に強い中にフルーティーさがあり、柑橘系の爽やかな風味のあるワインに仕上がる品種です。黄金色の果実で、ワインに使われるブドウとしてはポピュラーな品種なので、収穫量も多いです。
トレッビアーノには幾つか種類があり、主に使われているのがトスカーナ種、ロマニョーロ種、ジャッロ種の3つです。それぞれの特徴は、トレッビアーノが持つ酸味とフルーティーさをベースとして、トスカーナ種は辛口で、ロマニョーロ種な辛口ながらも果実の香りが強く、ジャッロ種はわずかな甘味を感じるワインになります。
トレッビアーノの主な産地
トレッビアーノの主な産地はイタリアです。イタリアのほぼ全域に渡り生産されていますが、その中でもトスカーナ、ラツィオ、ウンブリアを中心とするイタリア中部で最も普及されています。数多くの黄金色の実をつけ、豊富な収穫量を誇ります。
トレッビアーノの栽培に向いている土壌は粘土質で石灰質です。開花からおよそ100日経った9月に収穫の時期を迎えます。トレッビアーノは9月中旬から9月下旬頃が収穫のピークとなります。
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トレッビアーノの味や香り
香りは柑橘系の爽やかな香りが広がります。ハチミツの香りもかすかに感じ、甘いレモネードのような味わいを感じられます。柑橘系の爽やかさの中にチーズやバターのような熟成した香りも若干感じることができます。
味はビターなレモンを連想させるピリッとした酸味があり、フルーツの種を噛んだ時のような苦味もあります。フレッシュさと酸味と苦味の味のバランスが絶妙なワインです。甘ずっぱい果実味でフレッシュさを感じるワインとしておススメです。
トレッビアーノのワインのおすすめ
「トレビアーノ・ダブルッツオ」がおススメです。白い花のような華やかな香りがあり、クリーンな果実味でフレッシュさがあります。しっかりとしたボディで、長い余韻を楽しむことができるワインです。
クリーンな味わいと華やかな香りのバランスが良い中に、熟したりんごや白桃のような甘い香りもあります。昼夜の温度差が大きいブドウ栽培に適している土地で収穫されたものを使っているので、果実やお花の香りとフレッシュさのバランスが良いワインに仕上がっています。食事と一緒にはもちろんですが、食前酒にも向いています。
それから「トレッビアーノ・ディ・カペッツァーナ」もおススメです。琥珀のような黄金色のワインで、アーモンドやバニラのような香りが特徴です。しっかりとした味わいで、余韻が長く持続性のあるワインです。
トレッビアーノに合う料理
酸味や苦味が感じられるワインなので、カルパッチョやフリッターなどレモンをかけると美味しく頂ける料理ととても相性が良いです。また、イタリア料理の定番であるぺペロンチーノやピザなどの料理とも良く合います。
鶏肉のから揚げ、白身魚のフライ、野菜サラダといった普段の食事とも相性が良いワインです。
トレッビアーノを使ったワインはレモンや塩をかけると美味しく食べられる食事と一緒に楽しむのがおススメで、食事だけでなく食前酒としても楽しめるワインです。
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