フランスにいると、よくイスラム教の人に会います。
イスラム教の女性は、どういうルールがあって、どのように生きているのか。
気になったので、ちょっと調べてまとめてみました。
[ad#rectangle]
イスラム教徒の女性
イスラム教の女性について日本や欧米社会の女性と異なる点が有りますので注意が必要です。
先ず一般的にイスラム教の女性と言うと先ず思いつくのは彼女達が使用しているスカーフの事を思い出されると思います。
このスカーフは国や地域によってその呼び名が異なりますが、その事は余り気にする必要は有りません。
気を付けておく事はその使用する目的です。
イスラムの世界では今でも男性の方が上位に位置しているという考えが根強い事が多く、女性は自分の親族や結婚されている場合はご主人等、本当にごくわずかの人にしか、髪の毛や素肌を見せてはならないと言う教えが有ります。
女性の髪や素肌は男を惑わす物だとされているからです。
又、このスカーフを付ける時期ですが、子供の頃から付けている方もいれば、大人になりある年齢に達した時から付け始める人もおります。
これはご自身や親からの言い付けや決め事が達成できた暁に付け始めると言われております。
従いましてイスラムの女性が最初から全てスカーフを付けている訳ではありません。
ただ個人的な印象はスカーフを付けている女性は、物の考え方や日頃の行動にきちんと責任を持たれている感じを受けます。
[ad#rectangle]
関連記事→フランス旅行の服装はどんなものがいい?
イスラム教徒の男性
次にイスラム教で知られている教えで「一夫多妻制」と言う物があります。
この点でも男性の方が女性より上であると言う考えが根底にある様に思えます。
しかし、現代社会での実態としては、この一夫多妻制を取られている夫婦はごく少数の様です。
なぜなら夫は数人いる妻に対しては全て平等に扱うと言うイスラムの教えがあるからです。
経済的、精神的、肉体的に全ての妻に平等にするのは相当の経済力や肉体が無いと無理だからです。
ここで言える事はイスラムの女性は心がとても広いと言う事です。
ご主人になられた方が経済的、精神的、肉体的に自分を平等に扱ってくれるなら、他の女性との結婚を許す気持ちを持っているからです。
ただ本当に心の底から許しているのでしょうか。
少し疑問に思えます。
イスラムの世界はとにかく年長者の意見が重んじられる風習がある為、この一夫多妻も親や親族の年長者の意向が色濃く反映されている様に思えるからです。
最後にイスラムの女性はとても情が厚いと言う事です。
先ずご両親や家族に対しての情の厚さは素晴らしいと思います。
何があっても家族が優先されます。
ご自身に子供がいればその子供に注ぐ愛情は、日本人である私達が良く見習う必要があると考えさせられる程です。
又、イスラムの教えにある「寛容の気持ち」が根ずいており、例えば経済的に苦しい家族や友人を何とかして助けてあげたいと言う気持ちが強いと思います。
寛容の気持ちは言葉の通りですが、広い心で困っている人を助けてあげる事になります。
イスラムの女性は男性に比べこの気持ちがとても強いと思います。
欧米社会ではイスラム教に対しての嫌悪感を示す方々も多いと思いますが、イスラム国家で暮らす彼女達も又一人の女性として自立を目指し努力しております。
関連記事→フランス旅行の注意点は?詐欺被害の生の声
[ad#rectangle]