コーチング バイリンガル教育

コーチングとティーチングの違いは?バイリンガル教育で使い分け

フランス在住のライフワークコーチ、Yoshi(@yoshi_coaching)です。

最近、コーチングという言葉を聞くことがある人は増えてきたかと思うのですが、実際にそれが何かを説明するとなると、出来ない人が殆どかと思います。私もコーチングが良さそうとは思っていたのですが、でも実際に、それが何かと聞かれたら、なかなか説明が出来ませんでした。

しかし実際にコーチングを学んで、すごくコーチングにはまったんですね。コーチングはその人の可能性を最大限に引き出します。コーチングを学ぶと、自分がどんどん前向きになる事を感じました。また、コーチとしてクライアントと接していると、その思いもこちらに届いてくるんですね。

コーチングを色んな事に取り入れたら、色んな可能性が広がります。バイリンガル教育にもとても良いと思うのです。バイリンガル教育へのコーチングの取り入れ方や、コーチングとティーチングの違いについて書いていきますね。
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コーチングとティーチングの違い

コーチングはその人にある可能性を引き出して、その人の能力を最大限生かしていくプロセスのことを言います。コーチというと、テニスのコーチとかがわかりやすくてなじみが深いかもしれませんね。コーチングはコーチが教えるというより、答えはクライアントの中にあるということで、とにかくそれを引き出すのをお手伝いするんですね。

一方、ティーチングというのは、学校などで先生が教える方法です。一方的に説明し、理解させるように外側から教えるのがティーチングになります。学校の先生は、基本的にはまだ習っていないことを子どもたちに教え、理解させるという方法をとって、勉強をさせます。

例えば、子供が日本語の勉強をやりたくないと言ったとし、ティーチングだと次のような回答になります。

子供「日本語の勉強がしたくないの」
親「日本語を勉強するのは●●にとっていいよ。頑張ってやろうよ」

親が導き、励ましていくのがティーチングです。対して、これがコーチングは対話をしつつ、本人の内側から可能性を引き出していきます。

子供「日本語の勉強をしたくないの」
親「日本語の勉強をしたくないんだね。どうしてそういう風に思うの?」
子供「だって僕はフランス語の勉強もしてるんだよ。××はフランス語の勉強しかしないのに、どうして僕ばっかりどっちもやらないといけないの?」
親「そうなんだね。じゃあ日本語を辞めたらどうなると思う?その日本語の勉強をしている分、フランス語をいっぱい勉強するようになるの?」
子供「・・・・。それは、どうだろ・・・。」
親「××は日本語を勉強をやめて、何をしたいの?」
子供「××ともっと遊ぶ時間が欲しいんだ」
親「じゃあ日本語の勉強をやる時間を決めて、その後に××と遊べたらそれでもいいってこと?」
子供「・・・うん、いいのかもしれない」
親「じゃあ、日本語の勉強をいつすることにしたいいかな?」
子供「うーん・・。土曜日の朝に勉強が終わったらお昼からなら遊べるかも」
親「じゃあ、それでやってみようか?」
子供「うん!」

と、これは、私が作った例ですが、このように対話をしながら本人の考えを紐解いてあげるのがコーチングになります。

コーチングのメリット・デメリット

コーチングのメリットはコーチがクライアントの可能性を引き出すので、クライアントのやる気を出すことが出来るという点があります。また、クライアントがモヤモヤして、何か進みたいんだけどどうしていいかわからないというときに、コーチと話すことによって、前向きになる事が出来ます。

コーチングはあくまで答えはクライアントの中にあると言う前提で、話をします。そのため、デメリットとしては、クライアントがコーチにどうにかしてもらおうと思うようなタイプだと成果が出ません。自分でどうにかしたい!がんばって変わりたいと思えないタイプはコーチングをしても意味がないのです。

 

ティーチングのメリット・デメリット

ティーチングのメリットとしては、自分の中に答えがあるわけではないので、何か自分で行動が出来ないタイプだと、教えてもらって動けるので、良いです。

ただ、デメリットとしては、周りから一方的に意見をもらう形になるので、自分の思いと裏腹な意見をもらうということもあります。

 

バイリンガル教育へのコーチングのすすめ

私はもともと、コーチングに興味があったのは、自分でビジネスをするようになったからでした。自分で色々とやると、うまくいってもいかなくても、自己責任になります。そのうまくいかないときに、あーダメだってマイナスに考えることが増えてきて、自分で対処できるようになりたいと思ったのがきっかけでした。

最初はコーチングで起業するということは全く思ってなかったんです。でも、コーチングを学び始めて、自分の考えがどんどん変わっていき、この考え方をもっと広めたいと思うようになったんです。

バイリンガル教育にコーチングの思考がいいと思ったのは、それからでした。周りでバイリンガル教育がうまくいかないって話している日本人ママと話す機会が何度かありました。

コーチングをさせてもらって思ったのが、子供に何となく日本語で話しかけたり、日本語の読み書きをさせたりはするのですが、その芯が少し緩いため、子供が日本語の勉強が嫌になったりすると、ママの方が「あれ、どうしよう?」と気持ちが揺らいでいるパターンが多いです。

日本語を教える部分は、ティーチングの要素も必要なのですが、やる気を引き出すのはコーチング的用法で子供に接するのがおすすめです。ぜひ使い分けてみてください☆
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