フランス在住のライフワークコーチ、Yoshi(@yoshi_coaching)です。
海外在住で、子供に日本語を教えてバイリンガルにしたい!と思っている方は多いかと思いますが、バイリンガルにするのは、実は子供が産まれた後の数年間の育て方が一番大切です。バイリンガルにしようと思って、すぐにできるのもではありません。バイリンガルにするコツをまとめてみました。
一番初めにやるべきこと
バイリンガル教育で一番最初にやるべきことは
子供をバイリンガルにするかどうかを決めること!!
です。これがバイリンガル教育をしていくうえで、最も大切と言っても過言ではありません。
子供をバイリンガルにしたいという親を何人、何十人と見てきましたが、その親の中でも温度差があることに気付きました。
どうしても子供をバイリンガルにしたい!!と思っている親は、子供に対してある程度覚悟を決めて、接しています。しかし、逆に、子供がバイリンガルになったらいいのに!という風に軽く考えている親の場合は、何かうまくいかないことがあるたびに、
だって子供が嫌がるから・・・
と、バイリンガル教育がうまくいかないのを子どものせいにしています。親があいまいな気持ちで接するから、子供もあいまいな態度になってしまうのです。
まず一番最初に、子供をバイリンガルにする!!と思ったら、それを貫くためにどうするかという次のステップに進むことが出来ます。そこがないと、次に進むのは難しいし、やはりバイリンガルがうまくいかなくなると言っても間違いはないでしょう。
ここでは、子供を絶対にバイリンガルにしたい!と思っている人を前提に話を進めていきます。
年齢別やるべきこと
子供をバイリンガルにしたいと思ったら、年齢別にやった方がいいことがあります。ある程度は前後しても大丈夫ですが、出来るだけ早い時間から進めた方が効果があります。では年齢別に説明していきます。
0歳から3歳(幼稚園入学)まで
まず幼稚園や保育園などに入園する、大体3歳くらいまでにやっておきたいことは、まずは子供と話す言語を決めて、それを徹底することです。
例えばハーフの子供の場合だと、母親が日本人で父親がフランス人のようになりますが、その場合は、母親は子供とは必ず日本語を使い、父親は必ずフランス語で話すようにします。
これは慣れの問題でもあり、子供は小さい頃から両親が違った言葉で話していると、それを当たり前だと思い、対応がきちんとできるようになります。実際に私は子供たちが生まれた時から、このように接しているのですが、子供が話せるようになってから、子供はきちんと、母親には日本語、父親にはフランス語という風に使い分けています。
我が家では幼稚園に入るまで、子供たちが母親の私と時間を過ごす方が多かったため、日本語が優位でした。二人とも、フランス生まれのフランス育ちでありながら、フランス語があまり話せなかったんです。それでもパパに話す際には絶対日本語を使うことはなく、言いたいことがわからなければ、絶対に私に聞いてきていました。
「〇〇ってフランス語で言いたいんだけど、どうすればいいの?」と日本語で聞かれ、それをフランス語に直し、パパに話すという風に話していました。一見面倒ではあるのですが、ここがきちんとしておかないと、後でぐちゃぐちゃになってしまうと思い、徹底していました。
それとやりがちなのが、日本語で話す際に、ついついフランス語など、パパの言語を混ぜた会話をするということです。これをやってしまうと、言葉がまだ完璧ではない子供は、混乱してしまいます。ママが日本語を話すとなったら、絶対に日本語だけを使いましょう。
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3歳から6歳(幼稚園~小学校入学)まで
これは、0歳から3歳までの言葉がまだ話せなかったり、話せてもまだ上手でないときにも有効なのですが、とにかく日本語の本を読みきかせしたり、日本のテレビなどを見せて、日本語に触れさせます。
今だと海外に住んでいてもYoutubeなどで日本語に触れることは可能です。私もかなりYoutubeにはお世話になりました。ただ、Youtubeだと、個人で作っているものなど、あまり子供向けにはよくないというものもあります。そういう時におすすめなのは、オンラインで日本の映画や番組が見られるものです。これだと、好きな時に、日本のアニメなどを見ることが出来ます。
日本で人気なのはHuluでしょうか。Huluならいつでもどこでも海外ドラマや映画が見放題!⇒今すぐ無料でお試しのようですね。子供に日本語を教えるのに母親だけが話しかけると、どうしても語彙に偏りがあり、話せる内容も限られてきます。言葉を増やすためにも、読みきかせや日本語の映像を見せることはできる範囲でさせるようにしましょう。
それと、ここで注意しておきたいのが、子供がどうしてもフランス語など、日本語で話さないことがあります。そうなったらきちんと修正してあげましょう。ママには日本語だよ、とか、あまり子供を否定してしまうと、子供が日本語に嫌な印象を持ちかねません。そのため、「それは日本語だとこういう意味だよ」とか、「それは〇〇と言いたかったのかな?」と優しく伝えると、子供は、うん!と素直に返事をしてきます。
出来るだけ早い時期からこの習慣を繰り返しておくと、子供も違和感なく日本語を話すようになります。まずは幼稚園の間は、読み書きよりも、話すだけでも完璧に日本語を操れるようにしておいてください。
6歳以降
さて、6歳になると日本では小学校に通いだします。ここからが一気にバイリンガル教育も大変になってきます。日本語を習わない現地校に通っている子供に、その勉強と別に日本語も教えていかなければならないからです。その中で重要なことを書いてみます。
まずは、出来るだけ毎日、最低でも週の半分以上は日本語を勉強させる時間を確保しましょう。現地の学校の勉強や、習い事が忙しいという場合もあるかと思います。そのために、毎日は難しいという人もいるかもしれません。もし毎日が無理だったら、週末を中心にしてもいいでしょう。しかし、それでも、平日のうち、何日かは勉強をさせる日を作った方がいいです。
日本の学校に通っていた人なら覚えている人もいるかと思うのですが、日本ではほぼ毎日のように学校で国語の授業があります。そして、小学校1年生の2学期以降、漢字を習うようになります。漢字を習ったら、宿題で漢字をどんどん書かせます。
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つまり、日本人の子でもそれだけ勉強してやっと日本語をマスターするのですから、ちょっとしか勉強しないで、日本語が出来ないというのは、かなりの天才以外はありえないのです。
しかし逆を言うと、日本では天才じゃなくても子供たちは日本語を話して、読み書きができるようになります。つまりきちんとした勉強をさせれば、日本語をマスターするのは難しくないということです。
そのためには、まずは質の良い時間を取ること。すなわち、勉強する時間を確保してください。この時間ですが、普通に生活していたらなかなか時間がないという人もいるかもしれません。
まずは日本語を勉強をする時間を決めてください!
ご飯を食べない人、歯磨きをしない人、学校に行かない人はいませんよね。それと同じように、まずは日本語の勉強を習慣づけさせるようにしてください。何曜日のこの時間は日本語を勉強する時間!と子供と一緒に決めましょう。一方的に決めたら押さえつけてしまうことになります。一緒に話すのが良いですね。
一緒に決めてしまったら、親も何が何でも守りましょう。今日は、今は、ちょっと忙しいから、と親が言ってしまうと、子供も言うことを聞かなくなります。バイリンガル教育は覚悟が必要なので、親も一緒に乗り越えていくつもりで頑張りましょう。
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まとめ
海外在住で日本語を学ばせて、バイリンガルにするコツを書いてみました。
重要なのは、まず初めに、本当にバイリンガルにするかを考えることで、それが決まると、年齢別にやるべきことをやっていく必要があります。
そのうえで、子供だけに負担を強いるのではなく、親も一緒に乗り超えるように覚悟を決めて、頑張っていくのがいいでしょう。バイリンガル教育は、一日にしてならず。ものすごく時間がかかりますが、諦めずに頑張っていってください。
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